2025年9月14日、埼玉県川越市にあるモトクロスの聖地 モトクロスヴィレッジにて開催された「X-OVER(クロスオーバー) VMX CHAMPIONSHIP」に参加して参りました。今回はその様子をレポートします!
X-OVER VMXとは
「VMX(Vintage Motocross)」とは、1960〜80年代を中心に生産されたモトクロスマシンで競われるレースカテゴリー。
最新マシンのような電子制御は一切なく、キャブレターやツインショック、スチールフレームなど、当時の機構そのままの“生きたクラシックバイク”たちが主役だ。
X-OVER VMX CHAMPIONSHIPは、こうしたビンテージマシンを通じて“走る楽しさ”、そして“仲間同士の絆を深める場”を提供してくれるレースイベントだ。
イベント立ち上げに至った背景や想いは過去の記事をご覧ください!
X-OVER VMX CHAMPIONSHIPの過去記事はこちら!
Instagram「X-OVER VMX」
https://www.instagram.com/xover_vmx_japan
会場の熱気とコースコンディション
舞台となったモトクロスヴィレッジは、関東を代表するモトクロス専用コース。
適度な高低差とリズミカルなジャンプセクションが特徴で、ビンテージマシンでも全開で走れる絶妙なレイアウトが魅力だ。
この日は朝から快晴。前日の雨で締まった路面が絶好のコンディションを作り出し、ダストも少なく、走りやすい環境が整った。
パドックではエンジンの始動音が響き、各ライダーが愛車の調整に余念がない。マシンはホンダCR、ヤマハYZ、スズキRM、カワサキKE、そしてヨーロッパ勢のTRIUMPHやDUCATI、BENELLIなど、多彩な顔ぶれが揃った。
もはやここは生きたバイクが見れる博物館のようで、ワクワクが止まらない空間だ。
迫力のヒートレース
排気量ごとにクラスが分かれレースが展開。
古いマシンとは思えない鋭い加速とスライドコントロールで観客を魅了した。
スタート直後の第一コーナーではクラシックマシン特有の重厚な排気音が響き渡り、砂煙の中からライダーたちが一斉に飛び出す。
レース終盤まで激しいデッドヒートが続き、観客席からは歓声と拍手が絶えなかった。
特に印象的だったのは、1970年代のマシンとは思えない安定したジャンプと、コーナーでのライン取りの巧みさ。
現代マシンとは違う“人間の腕”が問われる戦いに、多くの観客が息をのんだ。
仲間と共有する“VMXカルチャー”
このイベントの魅力は、レース結果だけではない。
ライダー同士がパドックで旧車談義を交わし、互いのマシンを称え合う――まさに“カルチャーとしてのVMX”が根付いていることを感じさせた。
観客も含め、会場全体が一体となって「古き良きモトクロスの時代」を楽しむ空気が広がっており、私にとっては…この空間にいるだけで幸せを感じてしまいます!
次は姉妹イベント「GRIZZLY CUP」!
今回のX-OVER VMX CHAMPIONSHIPで感じたビンテージモトクロス車両のエンジン音、オイルの匂い、白煙…
どれもが、現代モトクロス車両とは違う温もりを感じさせてくれる。
ビンテージマシンを通じて“時代を超えて走る喜び”を共有できるこの大会の姉妹イベント「GRIZZLY CUP(グリズリーカップ)」が11月8日~9日の2日間に渡り開催されます!
場所は伝統の浅間火山レース跡地(アサマレースウェイ)。
年に一度のお祭りイベントであり、多くの車両が参加し、沢山のドラマが生まれるはず!ご興味ある方は是非見学、応援に出掛けてみては如何でしょうか?
もちろん、私も出場します!
Instagram「GRIZZLY CUP」
https://www.instagram.com/grizzlycupofficial
Instagram「みんなの単気筒」
https://www.instagram.com/minnano_tankito
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