Webikeチームノリックヤマハ・久川鉄平選手は、「YAMAHA YZF-R3 スカラシップ」を獲得、ヨーロッパで開催される「YAMAHA R3 BLU CRU FIM World Cup」に挑戦を開始した。これはYZF-R3によるワンメイクの世界大会で、総合優勝者はWorldSSP300チームから来シーズンの「FIMスーパースポーツ300世界選手権」に代わるシリーズに昇格することができる。今回は、スペイン・アラゴンサーキットで開催された第5戦のレポートをお伝えする。

YAMAHA R3 BLU CRU FIM World Cup(Rd.5 アラゴン)

■開催日:9月26日~28日
■開催場所:アラゴンサーキット(スペイン)

第5戦はスペイン、アルカニスにあるモーターランドアラゴンで開催されました。

FP P1

走行開始前にアクシデントがあり集団から大きく遅れてしまい、単独での走行となりました。そんな中でもしっかりとラップタイムを刻むことができトップでFPを終えることができました。

予選

コースイン時から2人のライダーにマークされ、序盤からペースを上げることができず、その後も集団やスロー走行に引っ掛かるなどし上手くアタックを決めることが出来ませんでした。
結果は4番手、トップとは0.3秒差で予選を終えました。

RACE1 P2 グリッドP4

1コーナーには3番手で進入しました。その後はこのコースの名物である1kmのバックストレートでのスリップの使い合いがあり1周目は4番手で戻ってきました。今回は19台の大きな集団でのレースとなり、毎周の1コーナーは9ワイドで進入するような今までで最も混戦のレースでした。

3周目の7コーナー、前方のライダーをパスし普段通りにコーナリングしているとアウトから被せられ接触、その後被せてきたライダーは転倒。そのペナルティとしてラスト5周の時点でダブルロングラップペナルティを課せられました。
そのままラスト5周、4周でペナルティを消化し1度は19番手まで順位を落としました。

しかし、その後猛アタックをしラスト2周の時点では 4番手まで順位を戻しました。

ラストラップ、1コーナーを 4番手で通過、最後のバックストレートの位置取りを考え走りました。しかし、バックストレート前の短いストレートで1番手から10番手まで下がってしまいました。その後のバックストレートで9台分のスリップが効き急加速し3番手で最終コーナーを通過、エンドライン前に1台をパスし2番でチェッカーを受けました。

勝てなかった部分は非常に悔しいです。しかし最下位まで落ちてからの2位フィニッシュは今までの表彰台よりも価値のあるものだと思います。
この結果で明日のRACE 2に向けて自信を持つことができました。

RACE2 P19 グリッドP1

RACE 1でファステストを出したことで今回は今シーズン初のポールポジションからのスタートとなりました。

前日のレースの内容を踏まえレース序盤は逃げ切るためにペースを上げることにしました。前半セクターまでは後方に差をつけることができるのですが、やはり最後のバックストレートで集団に追いつかれてしまい、ポジションを落とすこととなってしまいました。
その後は前日同様激しいレース展開となりました。

ラストラップの1コーナー、イン側のライダーに接触されトップ6と少し差がついてしまいました。しかし、登りセクションの後の5コーナーでトップ集団に追いつくことができ、バックストレート前で良い位置取りをすることができました。
ですが、バックストレート前の15コーナーで強引にインに飛び込んできたライダーが曲がりきれずコースアウト、そのライダーに接触され大きくグラベルに追い出されてしまいすぐにコースに復帰することができず最下位、19位でゴールすることになってしまいました。

今回のノーポイントにより今シーズンのチャンピオンはイタリア人アレクサンドロ・ディペルシオに獲得されてしまいました。

本当に悔しい、今シーズン2度目の他車に接触されての壊れたレースでした。

今回もたくさんの応援ありがとうございました。
次戦は最終戦エストリルです。今シーズンの集大成を出し切って納得のいくレースをしてきます。

YAMAHA R3 BLU CRU FIM World Cup(Rd.5 アラゴン)リザルト

RACE 1 リザルト

RACE 2 リザルト

YAMAHA R3 BLU CRU FIM World Cup とは?

「YAMAHA R3 BLU CRU FIM World Cup」は、ヤマハとFIM(国際モーターサイクリズム連盟)が主催する、14〜20歳の若手ライダー向けの国際ロードレースシリーズ。すべての選手が同一仕様のヤマハYZF-R3で戦うため、実力がストレートに問われる内容となっている。

このシリーズは、FIMスーパーバイク世界選手権(WSBK)のサポートレースとしてヨーロッパ6か所で開催され、全12レースで構成。優勝者には翌年のスーパースポーツ300世界選手権に代わるクラスへのヤマハサポート付き出場権が与えられ、将来の世界選手権ライダーを目指すうえで非常に重要なステップアップの場となっている。すべてのレースはYouTubeでライブ配信されており、世界中から注目を集める育成型国際レースだ。

■2025 FIM R3 BLU CRUワールドカップカレンダー
プレシーズンテスト:ミサノ 3月18日
第1ラウンド : ポルトガル、ポルティマオ:3月28日~30日
第2ラウンド : イタリア、ミサノ:6月13日~15日
第3ラウンド : イギリス、ドニントンパーク:7月11日~13日
第4ラウンド : ハンガリー、バラトンパークサーキット:7月25日~27日
第5ラウンド : スペイン、モーターランドアラゴン:9月26日~28日
第6ラウンド : ポルトガル、エストリル:10月10日~12日

ギャラリーへ (9枚)

この記事にいいねする


コメントを残す