この記録はWebike Thailandの中の人がどのようにしてAXCR(アジアクロスカントリーラリー 2025)に参戦する事になったのか、実際に参戦してその結果どうなったのかを曝け出す汗と涙とお笑いの記録である。
プロローグ
果たしてAXCR(Asia Crosscountry Rally)とはどのような大会なのか。
ここはGemini先生に解説してもらおう。
アジアクロスカントリーラリー(AXCR)は、国際自動車連盟(FIA)公認のクロスカントリーラリーです。
概要
開催地とルート: タイを中心とした東南アジア各国(タイ、マレーシア、ラオス、カンボジア、ベトナム、中国、ミャンマー、シンガポールなど)を舞台に、毎年8月頃に開催されています。山岳地帯や密林、川渡りなど、変化に富んだオフロードを数日かけて走破する過酷なラリーです。
車両: 四輪車と二輪車、そしてサイドカーの部門があります。
四輪部門: FIAのクロスカントリーラリー規定に準拠しており、改造クロスカントリー車両(T1)、量産クロスカントリー車両(T2)など、複数のクラスに分かれています。
二輪部門: 国際モーターサイクリズム連盟(FIM)の規定に準拠しています。
特徴:東南アジア特有の高温多湿な気候と、難易度の高いオフロードコースが特徴です。
走破性、耐久性、そしてスピードが問われるタフな競技として知られています。
三菱自動車の「チーム三菱ラリーアート」が、参戦初戦で総合優勝を果たすなど、日本企業やチームの活躍も注目されています。
歴史: 1996年に第1回大会が開催され、以降毎年開催されていましたが、2020年と2021年は新型コロナウイルスの影響で中止となりました。2022年に再開され、現在に至ります。
2025年大会の例
開催期間: 2025年8月8日〜16日
総走行距離: 約3,200km
スタート: パタヤ(タイ)
ルート: 当初はタイとカンボジアをまたぐルートが予定されていましたが、情勢の変化により、タイ国内のみの開催となりました。
このラリーは、プロのレーシングチームだけでなく、アマチュアやプライベートチームも多数参加しており、多くのモータースポーツファンに親しまれています。
と言う事で軽く私のスペックを紹介しておく。
Webike Thailandの代表として10年。タイに移り住んで2×年という初老のおっさんである。
バイク歴はやたらと長いが、これまでバイクでのオフロード経験は一切無し。半世紀近く前のまだ競技人口が少なかった頃にBMXである程度実績を残した程度。
若かりし頃はただの峠小僧、余裕が出来てからはサーキットの走行会レベルといったごく普通の一般庶民である。
ここ数年は年に数回我が社のスタッフを引き連れてタイ国内でツーリングに行く程度でバイクにも殆ど乗れていない日々が続いていた。
昨年からWebikeにてAXCR2024から協賛する事となり、視察と表彰式での副賞贈呈の為に訪問したのであった。
ウェルカムパーティーや表彰セレモニーで哀川翔さんや片山右京さんや三菱の増岡浩さんや元D-1チャンピオンの川畑真人選手など有名人を間近で見て喜んでいた次第である。
そんな平和な日々を送っていたのだがWebikeグループのBossより悪魔の囁き「来年出ましょう!」・・・
「へっ?最近老化で耳が遠くて・・・」正直オフロード未経験者である自分がこんな過酷なラリーに出る事になるとは思ってもみなかった。
しかもラリー初戦がいきなりの国際ラリーとは正気の沙汰では無い。
だがしかし、決まった事は仕方ない。
気合と根性で乗り切る昭和の漢魂を発揮する人生最大の一大チャレンジに挑戦する決意を固めたのであった。
ここからオフロードの魅力に取りつかれるおっさんの物語が始まったのであった。
準備編
まずはこのだらけ切った体をなんとか言う事聞くようにしなければならない。
と言う事で体力アップのトレーニングを毎日継続する事に。
こう見えても最初の職業は消防士、しかもオレンジの服を着た特別救助隊であり大昔は体力バカだったのだ。そう大昔は・・・
今では見る影もなくなった体で筋トレを毎日続けて筋肉痛によりヒーヒー言いながらロボットのような動きでスタッフに馬鹿にされつつ頑張る毎日。
そして参戦するバイクを選定しなければならない。
本当ならハスクバーナやKTMなどやる気のあるバイクを購入したかったが、やはりビジネスメーン!としてはタイ国内でほぼ流通していないバイクよりも皆が乗っているバイクでの参戦がウケるだろうとホンダが誇るCRF300Lに決定。
日本ではCRF250Lだがここタイでは300なのだ。
名前は300だが排気量は286ccで微妙にサバを読んでいる所はご愛敬。
CRFはオフロードバイクの恰好はしているがあくまでもトレイルバイクであり、本格的なオフロードを走行するには結構厳しめだ。
ただ、実際にタイのローカルエンデューロレースなどを視察すると値段の安さからCRF300Lで頑張っている方々が結構居るのである程度カスタムすれば出来ない事は無い。
そこでWebike Thailandの取引先様の協力を最大限に生かしつつカスタムを進めて行った。
カスタムメニューの一部を紹介しよう。
吸排気系
Yoshimura RS4Jフルエキゾースト(現車合わせ特注トルク型仕様) + SRC製 エキゾーストガード + KSPP製インテークパイプ+エアダクトネック
足回り
前 YSSカートリッジキット 後 YSS G-Racing
ホイール
DID ダートスター アルミリム+Talonハブ+YOKO製スポーク
アンダーガード
THEPMotor 樹脂製ガード
ZETA / DRC製パーツてんこ盛り
などなど考えられる部分は徹底的にカスタムしていった。
更に吸排気系の変更により薄くなった燃料を補正するためにROM書き換えにより燃料マップ補正を実施。
ノーマル状態から比較するとかなりのトルク、パワーアップを果たしている。
そしてまずは何をするにしても格好から入る自分としてはグラフィックステッカーは避けて通れない。
上記のカスタムはオフロードトレーニングで参戦する、エンデューロで使う為に行っている。
時間軸的にはラリー参戦直前となるが下記にてラリー仕様への変更点も紹介しておこう。
主な変更点は以下の通り。
・ラリータワーの取り付け
・マップホルダー + ラリーコンピューター取り付け
・ZETAステムへ変更
・シートのハイシート化 + ジェル導入
・Giantloopのタンクバッグ + モハビサドルバッグ導入
・クラッチアクセスの改良
・純正スリッパークラッチから旧CRF用へ変更
・タイヤをMichelinのエンデューロミディアム1 + Michelinムースへ変更
これ位の変更でラリー仕様の完成である。
また、AXCR参戦に先立ちオリジナルでのジャージも作成した。
格好から入る自分としては完璧な出来である(笑)
ご協力頂いたスポンサー様
有難う御座います。
Yoshimura/DirtFreak/ZETA/DRC/Kushitani/Michelin/SRC/Motul/KSPP/YSS/DINOTECH/Thepmotor/Hurricane
(順不同)
【第2回へ続く!】
この記事にいいねする







































































おぉ~、本物のラリー仕様は「イカツイ」のぉ。
ふはっ!かっこいいな!CRF250L、ここまでできるんや!