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2025 MFJ全日本ロードレース選手権シリーズ 第4戦 SUPERBIKE RACE in MOTEGI

■栃木県・モビリティリゾートもてぎ(1周=4.801379km)
■観客動員数:11,000人(2日間合計)
■2025年8月23日(土):公式予選・ST1000レース1 天候:晴れ コース:ドライ
■2025年8月24日(日):決勝・ST1000レース2 天候:晴れ コース:ドライ

ST1000

#23 西村 硝
Race 1 予選6番手(タイム:1'51"286)決勝:16位
Race 2 予選5番手(タイム:1'51"419)決勝:2位

ST600

#11 小山知良
予選6番手(1'54"791)決勝:4位

#17 大和 颯
予選24番手(1'57"760)決勝:20位

J-GP3

#4 岡崎静夏
予選7番手(2'01"816)決勝:DNF

#2 若松 怜
予選3番手(タイム:2'00"635)決勝:2位

西村硝がレース2で2位表彰台を獲得!若松怜は2位、小山知良が復活の4位

厳しい暑さが続く日本列島。全日本ロードレース選手権第4戦の舞台となった栃木県・モビリティリゾートもてぎも酷暑のもとでのレースとなった。ST600、ST1000クラスは、5月のSUGOラウンド、J-GP3クラスは、6月の筑波ラウンド以来のレースとなり、今回がシーズン後半戦のスタート。

このインターバルの間に開催された鈴鹿8耐には、西村硝と大和颯が参戦。他のメンバーもぽすくま親子バイク教室などのイベントに汗を流した。

今回は、事前テストはなかったが、一度スポーツ走行を走り、レースウイークに備えていた。初日となった金曜日のART合同走行は、30分の走行が2本のみと僅かな時間しかない。J-GP3の若松怜は、筑波ラウンドのレース1で転倒を喫しているだけに、とにかく勝ちを狙うことを考えていたが、ゼッケン1をつけるライバルは速く、常に若松の上をいっていた。

それでも初日は、2分00秒956をマーク、公式予選では2分00秒635とタイムを縮め3番手。一方、岡崎静夏は、マシンセットに悩みつつも着実に前進し2分01秒816で7番手につけた。

ST600の小山知良は、運動制限が解除され、本格的なトレーニングを開始。
足の状態は、だいぶよくなってきたが、左手は相変わらず思うように動かせない状態だが、どう乗ればいいか工夫しながらライディングし、初日は1分54秒901で3番手、公式予選では1分54秒791までタイムを縮めるが、周りもタイムを縮め順位は6番手となっていた。

大和は、初日の1本目にマシントラブルで止まってしまい苦しい走り出しとなってしまう。予選では、コースイン直後にV字コーナーで転倒、1000ccからの乗り換えにも苦労し24番手と後方からスタートすることになっていた。

ST1000クラスは、今回がシーズン唯一の2レース制だけに重要なラウンドでもある。特にSUGOラウンドでノーポイントを喫した西村にとっては確実にポイントを重ねたいところだった。
また、7月のアジアロードレース選手権日本ラウンドにも参戦し3位表彰台を獲得。もてぎでのデータはそろっており、SUGOに比べればはるかに自信を持って臨めていた。

初日は、1分51秒780をベストに8番手だったが、トップとの差は大きくない。予選では、セッション中盤のアタックで1分51秒286まで縮め6番手。レース2のグリッドを決めるセカンドラップタイムは、1分51秒419をマークし5番手と、両レースとも2列目を確保。決勝での追い上げを狙っていた。

西村硝はチームを移籍して初の嬉しい表彰台!

土曜日の午後に12周で行われたST1000クラスのレース1。スタートは、まずまず決まりオープニングラップを5番手で終えると、4周目に2台をパスし3番手に浮上する。

さらに前を追う西村は、7周目に國峰選手をかわして2番手に上がると単独走行になっていく。2位でゴールしようと、ブレーキングポイントは特に気をつけて走っていたが、残り3周を切った10周目のS字コーナーを切り返したところで、フロントから転倒を喫してしまう。再スタートはできず、そのままリタイアとなるが、リザルト上では規定周回数を超えており16位となった。

レース2は、レース1の悔しさを晴らすべく臨んだ西村は、好スタートを切り3番手につけるが、2周目に國峰選手にかわされ4番手に後退。
序盤は接近戦となるが、落ち着いたレース運びを見せ、5周目に亀井選手、7周目に國峰選手をかわし2番手に浮上。トップを走る選手を見ながら周回を重ね2位でチェッカーフラッグを受け、今度こそ表彰台に上がった。

若松怜は次戦に繋がる2位表彰台

J-GP3クラスの若松は、レース序盤から積極的な走りを見せ、何とか突破口を切り開こうとしていた。スポット参戦の荻原選手をかわし、3周目には、このレースのファステストラップとなる2分00秒586をマーク。

何とか追いつこうと必死の走りを見せるがジリジリと離されてしまう。それでも最後までプッシュし続け、2位でゴール。

一方、岡崎は、決勝までにマシンセットがまとまりフィーリングがよかったため、攻めのライディングをしていた。
しかし、2周目の4コーナーで単独転倒。そのままリタイアとなってしまった。

不死鳥小山知良が復活の4位

ST600クラスの小山は、レース序盤から激しい2位争いに加わり周回を重ねる。
3周目にマシンにトラブルが出てしまい、ピットインすることも考えたが、症状が収まったため何とかレースを続行。レース終盤に前に出ていき、最終ラップのV字コーナーでは3番手に浮上! 

しかしV字コーナー立ち上がりで競っていたライダーがハイサイドに遭い、相手のハンドルが小山の肩に当たってしまう。両者ともグラベルに出てしまい、その間に1台に抜かれてしまう。その後、小山は、痛みをこらえて4位でゴール。

惜しくも表彰台は逃したが、昨年の開幕戦もてぎ以来、ようやくチェッカーフラッグを受けたのだった。大和は、苦しみながらも20位でゴールしている。

日本郵便Honda RACING 選手コメント

ST1000クラス #23 西村硝 選手コメント

今回は初めから表彰台を狙って挑み、レース1での苦戦もありましたが無事に表彰台を獲得できました。ARRCが3位、今回は2位とステップアップできており、レース2も予想通りの展開で楽しめました。序盤に順位を落とす場面もありましたが、後半のペースを信じて焦らず走り切ることができました。

大きなミスなく2位でフィニッシュできたことに満足しています。応援してくださった日本郵便関東支社の皆様や、サインを求めてくださった多くのファンの方々の声援が力になりました。初のST1000クラス表彰台は大きな自信となり、今後につながるレースになりました。

次戦も応援よろしくお願いします!

ST600クラス #11 小山知良 選手コメント

前半は前のペースにしっかりついていけましたが、マシントラブルで熱湯が噴き出す危険な状況となり、一時はリタイアも考えました。しかし何とかコントロールして走り続け、最後は表彰台圏内まで浮上。ただ、終盤に再び熱湯が吹き出し、自らの水で転倒する危険もある中でフルプッシュを選びました。

結果は接触により4位で終えましたが、今の身体で表彰台争いができたことは大きな収穫でした。久々のチェッカーで自信につながる復帰戦となりました。

暑い中応援してくださった皆さん、本当にありがとうございました。これからも応援よろしくお願いします!

J-GP3クラス #4 岡崎静夏 選手コメント

予選から朝フリーに向けてセッティング変更をし、すごく良くなった部分と足りない部分があり、決勝のスターティンググリッド上でも最後の最後まで調整をしていました。それがゆえにテンションを上げすぎてしまい、開けすぎて転倒という形になってしまったので、もっと冷静に戦うことができたら良かったです。ブレーキングの課題は筑波大会でも感じており、練習を重ねてきましたが、もてぎの特性にうまく対応できませんでした。

得意分野を伸ばす戦略も裏目に出てしまい、結果的にランキングも落としてしまいました。多くの日本郵便の皆さんに赤いTシャツで熱い応援をいただいた中での転倒は本当に申し訳なく思っています。

次戦に向けて切り替え、結果で恩返しできるよう頑張ります。応援ありがとうございました。

日本郵便docomo business 選手コメント

ST600クラス #17 大和颯 選手コメント

決勝日は大幅にセッティングを変更し、朝のウォームアップ走行で良い感触を得て、決勝も“いける”と思える仕上がりでした。ただ、10台斬りは果たせず、思うようにプッシュできない我慢のレースとなり、とても悔しいです。今週末はマシントラブルや転倒もあり、走行時間が限られる中、アドバイザーの大崎さんを始めチームの皆さまの支えで乗りやすいバイクに仕上がりました。

24番手スタートからのチャレンジでしたが、各所での応援が本当に力になりました。次戦のオートポリスでは、限られた時間を有効に使い、セッティングを作り直してポイント獲得を目指します。

もてぎでの熱い応援、ありがとうございました。次戦もよろしくお願いいたします!

J-GP3クラス #2 若松怜 選手コメント

今回のレースでは、自分の走りやセットアップの面でまだまだ実力不足を痛感しました。トップとの差を埋めきれず2位となり、非常に悔しい結果です。序盤から逃げを警戒し、何度もオーバーテイクを試みましたが、隙を突かれて前に出られ、そのまま差を広げられてしまいました。

それでも多くの方の応援に支えられ、最後まで強い気持ちで全力を尽くせた点は前向きに捉えています。ただ、パーフェクトで敗れた悔しさは大きく、次戦オートポリスでは必ずリベンジするために、できることすべてを実行して臨みます。

熱い応援、本当にありがとうございました!

手島雄介監督コメント

日頃よりご支援いただいております日本郵便株式会社様、Honda様、NTTドコモビジネス株式会社様の皆さまをはじめ、多くのスポンサー様に御礼申し上げます。
後半戦のスタートとなるもてぎ大会を無事終えることができました。日本郵便関東支社の皆様には激励会の開催、そして酷暑の中での現地応援、心より感謝いたします。

J-GP3では若松選手が2位表彰台、岡崎選手も転倒はしたものの成長を見せる走りをしてくれました。ST600では大和選手が20位、小山選手が4位、ST1000では西村選手がレース2で2位と、それぞれ熱い戦いを繰り広げてくれました。
中でも小山選手の復帰には胸を打たれました。大きな怪我からの復活は、支え続けた家族やスポンサー、ファンの皆様の存在あってこそ。挑戦し続ければ、必ず学びがあり結果がついてくることを改めて実感した大会でした。

暑い中、応援本当にありがとうございました。今後の連戦もよろしくお願いします。

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