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Team Etoile 鈴鹿8耐 初優勝達成!
2025年コカ・コーラ鈴鹿8時間耐久ロードレース SSTクラスにおいて、Team Etoileが悲願の初優勝を達成した。EWC世界耐久選手権参戦2年目にして、母国開催の鈴鹿8耐で頂点に立つという歴史的快挙を成し遂げた。
決勝記者会見で大久保光選手は感激を込めて語った。「チームエトワールとしてEWC選手権を始めて今年で2年目となりますが、この母国開催・鈴鹿8耐で初優勝できたことは、僕自身もとても嬉しいですし、チームにとっても特別な一戦になったと思います」
過酷なサバイバルレースを制した要因
今回のレースは極めて過酷なコンディションとなった。大久保選手は「気温が非常に高く、路面温度が60度を超える中でのサバイバルレースになりました」と振り返る。そうした厳しい状況の中で勝利を手にした要因について、「まずはしっかりクラッシュせずに走り切ることを前提に、多少のトラブルやペナルティもありましたが、その都度チーム側がしっかり作戦を練ってくれたおかげで、僕たちライダーは走ることに集中できました。それが今回の勝利に繋がったと思います」と分析した。
さらに具体的な勝因について問われると、「去年に比べて今年はチーム一丸となって『勝つぞ』という気持ちがとても強かった」と強調。「僕自身もポールを取って、ここで勝って、最終戦のBol d'Orに向けて世界チャンピオンを取る準備をするぞという気持ちが強かった。チーム一丸となって一つの目標に向かう気持ちが他のチームより強かったという自信があり、そこが一番の勝因だったのではないか」と語った。
表彰台を分けた激戦
2位:TONEチーム4413 EVA02 BMW
2位に入ったTONEチーム4413 EVA02 BMWは、わずか2名のライダーで8時間を戦い抜くという離れ業を演じた。星野智也選手(53歳)とMERCADO Leandro選手による2名体制は、通常の3名体制と比べて1人あたりの負担が格段に重くなる過酷な戦いだった。
星野選手は「僕の年齢だとライダー2人で4スティントというのはだいぶきつかった。本当に体が辛かったが、チームスタッフのおかげで最後までTeam Etoileと勝負できるところまでいけた」と振り返った。MERCADO選手も「2名のライダーでプッシュし続けるのは人生で最もハードなレースの一つだった。最後の10ラップは本当にしんどかったが、この2位は優勝したようなもの」と語り、53歳の星野選手を「レジェンド」と称賛した。
3位:Revo-M2
3位表彰台を獲得したRevo-M2のCARIA Kevin選手は、初参戦での表彰台獲得について「夢が叶った」と喜びを表現した。「初めての鈴鹿8耐で、テスト中もセットアップに苦戦し、フリー走行や予選でもバイクを仕上げる状況だったが、レース自体は良いペースでトップ争いができた。初参戦で表彰台に上がることができたのは本当に夢が叶った瞬間」と感激を語った。
2025年鈴鹿8耐の特徴
今回の鈴鹿8時間耐久レースは、路面温度60度超という極限のコンディションの中で行われた真のサバイバルレースとなった。3チーム全てのコメントから、気温と路面温度の高さが最大の敵だったことが窺える。
特に注目すべきは、2位のTONEチームが2名のライダーのみで8時間を戦い抜いたことだ。53歳の星野選手という年齢を考慮すると、これは驚異的な偉業と言える。一方で3位のRevo-M2は初参戦チームが表彰台を獲得するという、国際的な競争レベルの高さを示した。
Team Etoileの勝利は、単なる速さだけでなく、過酷なコンディションに対応する戦略性、チーム一丸となった結束力、そして「世界チャンピオン獲得」という明確な目標設定が功を奏した結果と言える。オールジャパン体制で世界に挑む特別なチームとして、母国での初優勝という最高のスタートを切ることができた歴史的な一日となった。
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