Webikeチームノリックヤマハ・久川鉄平選手は、「YAMAHA YZF-R3 スカラシップ」を獲得、ヨーロッパで開催される「YAMAHA R3 BLU CRU FIM World Cup」に挑戦を開始した。これはYZF-R3によるワンメイクの世界大会で、総合優勝者はWorldSSP300チームから来シーズンの「FIMスーパースポーツ300世界選手権」に代わるシリーズに昇格することができる。今回は、その第3戦、イギリスの非常にアップダウンのあるジェットコースターのようなサーキット「ドニントンパーク」で開催されたレースレポートだ。
目次
YAMAHA R3 BLU CRU FIM World Cup(Rd.3 ドニントンパーク)
■開催日:2025/07/11~13日
■開催場所:ドニントンパーク(イギリス)
FP
まずは5〜6台の集団で走行しました。7周あたりから他のライダーがスロー走行し始め後半5周ほどは単独での走行になりました。今回は単独でタイムを出すことを課題にしていました。
しかし、単独走行になってからはペースを上げることができず、順位は下位に沈んだままチェッカーを受けました。結果は17位と言葉の出ない順位になってしまいました。
予選
FPで学んだ他のライダーよりも劣っているところ、ペースの遅いセクターを意識し走行しました。まずは先頭の集団でコースインし、ある程度周りとの差を確認しました。中盤あたりからスロー走行するライダーも増え、集団がばらけました。
自分は12〜13台の集団を追いかける形でやや距離を開きアタックすることにしました。ですが、前の集団はスロー走行するライダーばかりで毎周誰かに引っかかってしまい上手くアタックすることができませんでした。おまけにそれまでのベストラップはトラックリミットのためキャンセルされてしまい14位というポジションでした。
ラストラップは集団に大きく差をあけ追いかけることにしました。この判断は正しかったと思っています。数台を上手くパスできませんでしたが、結果として 4番手で予選を終えることができました。
RACE1 P1 グリッドP4
今回もあまり良いスタート切ることができませんでした。3番手で1コーナに入り抜きつ抜かれつがありながらも1周目からトップで帰ってくることができました。2周目からトップ集団は7台に絞られました。そこからは毎周トップ4でエンドラインを通過することを心がけました。ラスト3周、バックストレート前で接触し6番手まで後退してしまいました。しかし、焦らず着実に前のライダーをパスしていきました。
ラストラップ、1コーナーには4番手で進入しました。2、3コーナーの高速下りセクションで前のライダー3台をパスしトップに立ちました。しかし、その後の4コーナーで1台に抜かれ2位に後退、7コーナーでも1台に抜かれ3番手まで順位を落としましたが、バックストレートでトップ2台をパスしシケインをトップで通過、その後のダブルヘアピンもブロックラインで進入し前に誰も行かせずにトップでチェッカーを受け初優勝をすることができました。
R3Cup初の日本人優勝とポディウムで君が代を流せたことは何よりも嬉しかったです。このような結果が残せたのはヤマハ発動機様、Webike様をはじめ各社スポンサー様、応援していただいてる皆様のおかけです。本当にありがとうございます。RACE2 も勝ちに行きます!
RACE2 P15 グリッドP5
1コーナーには4番手で進入しました。序盤からトップ集団の先頭を走り、10周中6周をトップ3で走行しました。ペース的にも余裕はあり冷静にレース後半の流れを考えました。
しかし、ラスト2周の最終コーナーでフロントが切れ込んでしまいました。なんとか転倒は免れましたが、トップとはかなりの差がついてしまい2番手を守り切ることに意識を変えラストラップに入りました。
バックストレート後のシケインで2番手にポジションアップしましたが、アウト側からもう1台現れそのライダーを次のヘアピンでパス。さらにイン側に2台入られそのうちの1台に接触、徐々にコース外に弾き出されていたところアウト側にいたライダーがグラベルに落ち転倒。転倒した車両が自分のバイクにぶつかり転倒。すぐさま再スタートしましたが15位でチェッカーを受けることとなりました。
非常に悔しい結果に終わってしまいました。この悔しさを忘れず、気持ちを切り替え次戦のハンガリーに備えていきます。今回もたくさんの応援ありがとうございました。
YAMAHA R3 BLU CRU FIM World Cup とは?
「YAMAHA R3 BLU CRU FIM World Cup」は、ヤマハとFIM(国際モーターサイクリズム連盟)が主催する、14〜20歳の若手ライダー向けの国際ロードレースシリーズ。すべての選手が同一仕様のヤマハYZF-R3で戦うため、実力がストレートに問われる内容となっている。
このシリーズは、FIMスーパーバイク世界選手権(WSBK)のサポートレースとしてヨーロッパ6か所で開催され、全12レースで構成。優勝者には翌年のスーパースポーツ300世界選手権へのヤマハサポート付き出場権が与えられ、将来の世界選手権ライダーを目指すうえで非常に重要なステップアップの場となっている。すべてのレースはYouTubeでライブ配信されており、世界中から注目を集める育成型国際レースだ。
■2025 FIM R3 BLU CRUワールドカップカレンダー
プレシーズンテスト:ミサノ 3月18日
第1ラウンド : ポルトガル、ポルティマオ:3月28日~30日
第2ラウンド : イタリア、ミサノ:6月13日~15日
第3ラウンド : イギリス、ドニントンパーク:7月11日~13日
第4ラウンド : ハンガリー、バラトンパークサーキット:7月25日~27日
第5ラウンド : スペイン、モーターランドアラゴン:9月26日~28日
第6ラウンド : ポルトガル、エストリル:10月10日~12日
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