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2025 MFJ全日本ロードレース選手権シリーズ 第3戦 筑波大会

■茨城県・筑波サーキット(1周=2.070km)
■2025年6月21日(土):公式予選・J-GP3レース1 天候:晴れ コース:ドライ
■2025年6月22日(日):決勝・J-GP3レース2 天候:晴れ コース:ドライ
■観客動員数:4,050人(2日間合計)

日本郵便Honda RACING TP
J-GP3

#4 岡崎静夏
Race 1 予選3番手(タイム:59"926)決勝:2位
Race 2 予選6番手(タイム:1'00"432)決勝:8位

日本郵便docomo business TP
J-GP3

#2 若松 怜
Race 1 予選4番手(タイム:59"935)決勝:DNF
Race 2 予選3番手(タイム:1'00"098)決勝:2位

岡崎静夏がレース1で2位表彰台!若松怜もレース2で2位を死守

全日本ロードレース選手権第3戦が茨城県・筑波サーキットで開催された。ここ数年、筑波ラウンドは、J-GP3クラスのみの開催となったが、参加型レースや今年は筑波ロードレース選手権との併催となり、盛りだくさんのレースが同時に行われた。

全日本J-GP3クラスは、2レース制となり、土曜日に公式予選とレース1、日曜日にレース2が開催されるスケジュール。シーズン全体を占う上でも、筑波ラウンドは重要。しかし、日本郵便docomo business TPの若松怜は、筑波と相性が悪く、ここをどう乗りきるかが課題だった。一方、日本郵便Honda RACING TPの岡崎静夏は筑波を得意としており、我慢のレースとなったSUGOラウンドの分も上位を狙いたいところだった。

SUGOラウンドから約一カ月のインターバルで迎えた筑波ラウンド。公式の事前テストはなく、何度か練習に来ていたが、レースウイークになると梅雨前線は姿を消し、真夏のような暑さに見舞われた。

初日となった金曜日のART合同走行では、1本目から若松が1分00秒037、岡崎が1分00秒073をマークし、2、3番手につけるが、トップにつける王者・尾野選手は、真っ先に59秒台に入れていた。気温がさらに上がった2本目ではタイム更新はなかったが、岡崎が2番手、若松が3番手と上位につける。岡崎は、一度リセットしたセットが功を奏し良い方向に進んでいたが、若松はセットが決まらず苦しんでいた。

土曜日の公式予選に向けて変更したセットは、良くなっていたが急激に上がった路面温度に合わせ切れておらず、最後のアタック中にMCコーナーでハイサイドを食らってしまう。あわや転倒という場面だったが、何とか転倒せずに回避。タイムを出し切れなかったが59秒935で4番手。レース2のグリッドを決めるセカンドラップタイムでは3番手となっていた。

一方、岡崎は初めて1分を切り59秒926をマーク。3番手につけフロントロウに並んだ。セカンドラップタイムでは6番手と、こちらも好位置をキープしていた。

レース1で岡崎は自己最高位となる2位表彰台!

迎えたレース1。序盤は大混戦となっていたが、レース中盤になると尾野選手と武中選手が逃げていく。これを追いたい若松だったが、厳しい状況だった。その背後には岡崎がつけ、チームメイト同士の3位争いとなっていた。14周目には2番手を走っていた武中選手が1コーナーで転倒。

若松が2番手、岡崎が3番手と、このままいけば2人とも表彰台という状況になると、16周目の1コーナーで岡崎が前に出ていく。若松も意地を見せたいところだったが、MCコーナー立ち上がりでハイサイド転倒。悔しいリタイアとなってしまう。若松の脱落で単独走行となった岡崎は、そのままチェッカーフラッグを受け自己最高位となる2位となった。

レース2は若松が意地の2位でチェッカー!

日曜日は、さらに暑くなり厳しいコンディションでのレースとなった。若松はレース1の転倒で右上腕を痛めていたが、意地を見せ、一時はトップも走行。レース中盤になると、単独で2番手を走る展開となり、後方との差も確認して着実に2位でゴールすることを選んだ。

一方、岡崎はスタートで出遅れてしまい4台による5位争いの集団で周回を重ねていた。なかなか前に出られない状況だったが、レース終盤に、1台、また1台と前をいくライダーをかわし6番手に浮上。最終ラップの1コーナーでさらに1台をかわそうとしたがオーバーラン。逆に2台にかわされてしまい8位でチェッカーフラッグを受ける悔しい展開となった。

日本郵便Honda RACING 選手コメント

岡崎静夏 選手 コメント

「レース1で2位を獲得できましたが、全く同じようにレース2でも表彰台に上がれるとは思っていませんでしたし、難しいと理解していたので6位以内に入ることを最低限の目標としていました。スタートを失敗したのもありますが、自分のペースより遅い集団でのバトルになってしまい、そこからブレーキングで前に出ることができなかったのは、やはり課題です。集団のトップに上がるために最終ラップの1コーナーで仕掛けたのですが、失敗してしまい、その隙に2台に抜かれてしまいました。

満足のいくリザルトではありませんが、課題は明確になったレースでもありました。2カ月後のもてぎまでにフィジカルを鍛えます。チェッカーを受けてから皆さんに『おめでとう』と明るく言っていただけないレースをしてしまったのが自分の中でとても悔しいです。皆さんに“わくわく”と“楽しみ”のある彩りの“赤”をお届けできた土曜日の後で、心配な思いをさせてしまったのかなと思います。次戦は若松選手と一緒に1-2フィニッシュを目指すべく、しっかり準備をしていきます。筑波はコースから皆さんのお顔も見えるくらい観客席が近いので、応援が本当に力になりました。

後半戦はもっと皆さんに“わくわく”と“楽しい”をお届けできるように頑張ります。ぜひもてぎ大会も応援に来ていただけたらうれしいです」

日本郵便 docomo business

若松怜 選手 コメント

「今回はなかなか思うようなタイムが出せず、トップにもついていけずにいました。土曜日はすごく悔しい1日だったので、しっかりと気持ちを切り替えて挑んだレース2で、結果には納得していませんが、表彰台で終われたのでホッとしています。自分の強みを活かして、ブレーキングでなんとか前に出られましたが、ウイークの流れが良くなかっただけに、自分で引っ張っていく力がありませんでした。ライバルの走りを見ながら、仕掛けられる時に仕掛けようと思っていたのですが、レース中盤からペースを上げられず離される形になってしまいました。

今年から車体のパッケージに変更を加えている中で、まだ慣れずにいます。この夏にしっかりと練習をして、サスペンションの理解度を高め、走りに繋げていきたいです。かなり辛いシーズンになっていますが、何が起こるかはわからないので、最後まで諦めずに取り組んでいきます。暑い中、本当に多くの方がスタンドを赤く染めてくださったので結果で恩返しをしようと全力で走っていたのですが、気持ちの面で空回りしてしまいました。その中で、なんとか皆様の前で表彰台に上がれてよかったと思っています。守りに入り2位という結果ですが、次戦以降はもっともっと強い自分をお見せし、優勝できたらと思っています。

僕は絶対に皆さんを裏切らないので、今後とも熱い応援よろしくお願いします。筑波も応援いただき本当にありがとうございました」

チーム運営

株式会社ティー・プロ・イノベーション
代表取締役 手島雄介 コメント

「前半戦最後の大会を無事に終えることができました。今回は2レース制の中、土曜のレースでは岡崎静夏選手が自力で表彰台を獲得し、日曜のレースで若松怜選手が同じくチェッカーを受けました。二日間連続で2位表彰台に登ることができたのは、いつも応援いただく皆様のおかげです。サーキットまでお越しくださった日本郵便株式会社の皆様をはじめ、NTTコミュニケーションズ株式会社様、トランスコスモス株式会社様、そしてファンの皆様、本当にありがとうございました。応援することが大変なくらい猛暑の中でのレースとなりましたが、今回のレースの展開は集中力がどれだけ持続できるのか、一つの力をどれだけ継続できるのか、ということが一つ勝負のポイントだったと思います。

そのような中で、2名の選手が表彰台を獲得できたのは、おそらく自分のスキルだけに集中したのではなく、皆様の後押しやお顔を思い浮かべながら走り切ることができたからだと感じとっています。“モータースポーツの世界から社会に何を還元できるのか“ということをレースに出る一つの柱として持っています。色々な役割がこのスポーツにもある中で“表現者”という立場では、岡崎選手も若松選手もいつも以上に背負うものがあったのではないかと思います。彼らのスタート前の真剣な表情や、レース後に皆様に感謝をする表情を見返していただければ、見事にその役割を表現してくれた場面が多かったと思います。またレースが一つのプロセスを生んでいるということや、人間模様を感じとっていただけたら幸いです。

次戦は8月のもてぎ大会になりますが、我々の力でこの猛暑を跳ね返すくらい更に熱い気持ちで挑みたいと思いますので、是非One Teamを一緒に作っていきましょう!ありがとうございました」

ティー・プロ・イノベーション

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