写真:EWC世界耐久
いよいよ残り1カ月を切ってきた、ハチタイこと鈴鹿8時間耐久ロードレース。各チームとも事前テストを終え、いよいよレースウィークを待つばかりですが、このあたりから各チームの声を拾ってまいりましょう。
目次
いいテストができた 今年も優勝争いができる!
ご存じのとおり、ハチタイはEWC世界耐久選手権の第3戦にあたります。EWCのオフィシャルサイトには、日本にいては手に入れることが難しい情報が載っていたりするんですが、最新の情報ではホンダHRCからエントリーし、昨年に続いて優勝を狙うMotoGPライダー、ヨハン・ザルコのインタビューが掲載されていたので紹介します。題して「ヨハンに聞く5つの質問」です。完全な直訳ではありませんが、意味が変わらないよう、意訳していますのでご承知おきください。
--去年のハチタイで初出場初優勝を果たしましたが、今年の様子、連覇の自信はどうですか?
「伝統と格式あるハチタイに再び参戦できることを嬉しく思っているよ。MotoGPでのいい流れ(注:第6戦フランスGPで優勝!)を鈴鹿に持ち込めるし、タクミ・タカハシとイケル・レクオーナの3人ならば優勝争いができると確信している。ただ、余裕があるわけじゃないし、すべてを完璧にこなさないとね。僕のテストは順調だったし、雨でもいいフィーリングで走れた。特に1周2分以上かかる鈴鹿で、ウェットからドライに変わっていく路面で走れたのがすごく参考になったね。タイヤのマネジメントに関してもいいデータが取れたし、ドライコンディションで周回を重ねて、いろんなセッティングを試すこともできたしね」
--去年と今年のマシンの違いは何ですか?
「最大の変更はサスペンションだね。去年はSHOWAで、今年はオーリンズを使っている。テストでは、この新しいサスペンションのセッティングが最重要課題だった。オーリンズはブレーキングでの安定性がとてもいいね。ただし、もっと楽に走るために、まだ改良の余地があると思う」
--去年はチームメイトから学ぶことが多いと言っていましたが、去年の勝利という経験を経て、セットアップ面での貢献度は高まりましたか?
「最初のテストからいいペースで走れたから、いろんなセッティングを試すことができた。Hondaにフィードバックを提供し、タクミの好みに合うかを比較することが目的だったんだ。それでも、鈴鹿はすごくテクニカルなコースで、バイクのセットアップよりもコースを知ることのほうがタイム短縮には重要だと思うね」
--今年のハチタイにはジャック・ミラーも参戦します。あなたの去年の参戦と勝利が、ハチタイへの関心をさらに高めたと思いますか?
「それはそうだろうね。去年、僕はあえてこのチャレンジをしたけれど、本当に楽しかったし、優勝できたことは素晴らしかった。ジャックの参戦は、ヤマハにとってもいいことだと思う。YARTに加えてもう1チーム、戦えるマシンが増えるからね。ジャックにもいいチームメイトがいるし、今のジャックにとっては必ずしもベストな時期じゃないかもしれないけれど、結果が出れば、ヤマハにとってもプラスになるだろうね」
--MotoGPのシーズン中に、これだけ移動し、時差のある中でどうやってコンディションを管理しますか?
「ハチタイ参戦は以前から計画していたことで、MotoGPをどうやって1シーズン通して最適に乗り切るかを学ぶ経験だと思っている。来年はおそらくテストは1回だけになるだろうね。今年は2回テストがあったけれど、ちょっと多かったかもね。でも、僕のテストの時の雨は、ウェットコンディションに慣れるのにいい機会だったと思う。ハチタイが終わったらMotoGPを優先して、コンディション管理に、より慎重になるつもり。エネルギーやコンディションが少しでも落ちると、その影響はすぐに現れるからね」
なかなか貴重なザルコのナマ声でした。インタビュー中に気になったのは、ザルコが「Next year, I'll probably only do one test.」と語ったこと。あれ?来年の出場ももう決まってる?? そんな嬉しいことある??
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