ヤマハ発動機は、2025年7月に開催される「第46回コカ・コーラ 鈴鹿8時間耐久ロードレース」に参戦するファクトリーチーム「#21 YAMAHA RACING TEAM」のマシンを、ホワイト&レッドの特別カラーで仕上げたことを発表。車両は7月3〜4日のプライベートテストで世界初披露され、往年の名機「YZF-R7」や「YZR500(0W20)」を彷彿とさせるデザインが注目を集めている。

スピードブロック+赤白カラー、ヤマハの原点と現在を融合したリバイバルマシン

今回採用された白×赤のカラーリングは、1964年にWGP参戦を開始した当時の「スピードブロック(ストロボ)」デザインをルーツに、1999年のレーシングモデル「YZF-R7」へと継承された象徴的なスタイル。ヤマハ創立70周年の節目にあたり、6年ぶりのファクトリー参戦となる鈴鹿8耐でこの“原点回帰”カラーが選ばれた。

YARTヤマハと共に白赤のYZF-R7カラーで8耐へ参戦するヤマハファクトリー。

搭乗するのは中須賀克行選手、ジャック・ミラー選手、アンドレア・ロカテッリ選手の3名だ。

ベース車両は現行のYZF-R1で、カウルだけでなく、チームスタッフのピットシャツやレザースーツ、ピットガレージ全体もホワイト×レッドで統一される。中須賀克行選手、ジャック・ミラー選手、アンドレア・ロカテッリ選手の3名が同マシンで出場予定となっており、往年のファンにはたまらないビジュアルでレースを戦うこととなる。

監督を務める吉川和多留氏は、「YZF-R7の開発に関わった身として、このデザインで再び鈴鹿に挑むことは感慨深い。ファクトリーとしての誇りを胸に、優勝を狙いたい」とコメントしている。

中須賀選手も「自分のキャリアの節目でこのカラーに乗れることは誇り。見た目も最高で、結果にふさわしい走りをしたい」と意気込みを語っており、カラーリングへの期待感はチーム内でも高まっている。ヤマハが誇る伝統の“ストロボ”が、2025年の鈴鹿8耐にどんな伝説を刻むのか──ファンにとっては見逃せない一台となるだろう。

ベースは現行のYZF-R1だが、90年代を思い起こさせるカラーで優勝を狙う!

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