FIM世界耐久選手権(EWC)にレギュラー参戦している「#7 YAMALUBE YART YAMAHA EWC Official Team(YART)」が、2025年8月3日(日)に決勝が行われる「第46回コカ・コーラ 鈴鹿8時間耐久ロードレース」への参戦を正式発表した。参戦マシンには、ヤマハ創立70周年を記念したホワイト&レッドの特別カラーリングが採用され、ファクトリーチーム「YAMAHA RACING TEAM(#21)」と並び注目を集める。

初代YZR500やR7を彷彿とさせる伝統のカラーリングが復活。ファンに捧げる“夢のバイク”

今回採用された白と赤のカラーリングは、ヤマハが1964年のロードレース世界選手権に初参戦した際に使用した“スピードブロック”の配色がベース。1973年のWGP500参戦時のYZR500(0W20)、さらに1999年に市販されたスーパースポーツ「YZF-R7」でも採用されたヤマハの伝統色だ。

YARTでは、これらに敬意を表し、EWC参戦マシンであるYZF-R1にも同様のカラーリングを施して鈴鹿に挑む。車体だけでなく、マービン・フリッツ/カレル・ハニカ/ジェイソン・オハロランの3名のライダーが着用するレザースーツ、チームスタッフのピットシャツやピットガレージも、すべて白と赤のコーディネートで統一される予定だ。

白赤の伝統カラーで参戦するヤートヤマハ。ヤマハレーシングと共に注目のカラーで登場だ。

乗車するのはマービン・フリッツ/カレル・ハニカ/ジェイソン・オハロランの3名。

監督のマンディ・カインツ氏は「R7は私がヤマハファミリーに加わるきっかけとなった特別なバイク。このカラーリングはファンへのプレゼントであり、自分へのご褒美でもある」とコメントしており、チームの並々ならぬ思い入れがにじむ。

ライダーたちも口々に「芳賀紀行のマシンを思い出す」「このカラーで鈴鹿を走れるのは光栄」と語っており、ファンとの記憶を共有する一台として特別な存在になることは間違いない。レース当日は、#21ファクトリーチームとともに、#7 YARTの白×赤カラーリングの活躍に注目が集まりそうだ。

1999年のYZF-R7(OW02)をイメージしたカラーは、ライダーにも大好評だという。

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