
2025年DID全日本モトクロス選手権シリーズ第4戦が6月15日(日)、雨上がりの蒸し暑いグリーンパーク弘楽園で開催された。両クラスともに30分+1周の2ヒート制で争われた決勝レースの各クラスの模様をダイジェストで振り返る。
目次
IA-1 決勝レース 大倉選手
ヒート1
予選から調子の良い大倉は、自身初のホールショットを決めてTOPに立つ。コースはドライとマディが入り混ざった難しいコンディション。途中で何度かミスがあったものの、その座を一度も明け渡す事なく1位でフィニッシュ。見事、今季初優勝に輝いた。
ヒート2
大倉は今回もスタートは好調で、オープニングラップ2番手で通過。コースは完全にドライコンディション。ペースも良く前を追い抜こうとしている4周目、前者からの石が顔面に飛んで来てヒットし、鼻から流血。何とか耐えながら走行を続けて3位でゴール。自身初となる総合優勝を果たした。
IA-2 決勝レース 吉田選手
ヒート1
土曜日の雨が残りマディコンディション。スタートはまずまず位置に付けてオープニングラップ7番手で通過。泥の影響でラインが一本しかなく、抜くのに苦戦を強いられていたが、ようやく7周目に1人パスして6番手に浮上。その後、一気にポジションをアップして4位でゴール。
ヒート2
気温も高く、晴れ間も見えてくる中、コースはドライコンディションで行われた。吉田はスタートでミスをし出遅れる。後方から追い上げる展開だったが、熱中症になってしまいペースをあげらず、14位でゴール。
選手、監督コメント
大倉選手コメント
全日本選手権第4戦、中国大会終わりました。結果は初めての総合優勝、ヒート1が1位、ヒート2が3位という結果で終わりました。素直に優勝できて、総合優勝初めて取れたことはすごく嬉しかったです。でも、ヒート2で後半うまく走れず追い下げる形になっちゃいましたが、ここも改善点だと思うので、次戦に向けてしっかり夏のインターバル全力で取り組んでまた勝てるように頑張りたいと思います。応援ありがとうございました。
吉田選手コメント
お疲れ様でした。第4戦、広島大会終わりました。結果はヒート1が4位で、ヒート2が14位で、総合はわからないんですけど、実力不足だなと感じたレースでした。なので、インターバル3ヶ月間で勝てるように、地元で優勝できるように頑張るので、応援よろしくお願いします。
小島監督コメント
全日本モトクロス選手権、第4戦、中国大会。無事に終わりました。大倉はヒート1優勝ということで、本当に昨日から流れが良くてタイムも良かったですね。予選トップで、スタートもホールショットということで、いいレースができたんじゃないかなと思います。ヒート2は4周目に石が当たって出血してたので、なんとか走り切って3番ということで、総合優勝取りました。初総合じゃないですかね。よかったと思います。
吉田はヒート1、追い上げて4番。いい走りしてたんですけど、ヒート2はちょっとペースも上がらず、14位という残念な結果になってしまったんですけど、次、インターバル2ヶ月以上ありますんで、名阪に向けて、しっかり2人ともまた総合優勝できるように頑張りますので、応援よろしくお願いします。ありがとうございました。
ギャラリーへ (5枚)この記事にいいねする