■予選:5月10日/決勝:5月11日
■開催地:ブガッティ・サーキット(フランス)
■レース周回数:26周(108.810 km)

記録破りのフランスGPでミシュランタイヤが予測不能なコンディション変化に対応

「MICHELIN Grand Prix de France」という大会名で開催された2025年シーズン第6戦フランスGPは、MotoGP新記録となる31万2000人という大観衆を週末を通じて動員しました。ドライコンディションで行われた土曜日の予選では、Monster Energy Yamaha MotoGPのファビオ・クアルタラロが新しいオールタイムラップレコード(当該サーキットにおけるMotoGPマシンでの史上最速ラップタイム)をマーク。日曜日のグランプリレースは、強い雨が降ったり止んだりの予測不能な天候の変化を見せ、各ライダーはMICHELIN Power SlickタイヤとMICHELIN Power Rainタイヤのどちらも使用するトリッキーな状況に。この一戦をCastrol Honda LCRのジョアン・ザルコが制し、結果的には予選もグランプリレースもフランス人ライダーが制したフランスGPとなりました。

また、電動バイクによる世界選手権 MotoEの2025年シーズンがこのフランスGPで開幕。ミシュランは、フロント用では58%、リヤ用では56%と、再生可能素材およびリサイクル素材の使用比率をさらに上げた公式タイヤを用意し、モータースポーツにおける持続可能なイノベーションを示しました。

フランスGP ジョアン・ザルコ(ホンダ RC213V)

レース前のウォームアップ走行はウェットコンディションでしたが、その後、路面はどんどん乾いていき、各ライダーはグランプリレースにMICHELIN Power Slickでスタンバイ。ところがフォーメーションラップ中に激しい雨が降り出し、各ライダーはピットに戻ってMICHELIN Power Rainを装着したバイクに乗り換えることに。すると、雨はほどなく止んでしまい、半数以上のライダーがMICHELIN Power Slick装着車に戻しました。いざレースが始まってみると、レインタイヤの方が有利な路面コンディションであることが明らかになり、スリックタイヤを使ったライダーたちは次々にMICHELIN Power Rain装着車にスイッチすることになりました。こうしたカオス的な状況の中、スタート時からMICHELIN Power Rainを使用したライダーのひとりであったザルコが素晴らしいライディングを披露し、独走優勝を飾りました。


ミシュランが大会の冠スポンサーを務めたミシュランの母国イベントは、前年大会でMotoGPの観客動員数の新記録を打ち立てていましたが、今回はそれをさらに上回る31万2000人が来場。ミシュランはタイトルスポンサーとしての役割を全力で果たしました。

予選では、フランス人ライダーのクアルタラロが1分29秒324という最速タイムを叩き出し、従来のオールタイムラップレコードを更新しての2戦連続ポールポジションを獲得。続いて行われたスプリントレースでも4位に入り、ヤマハの復活を印象づけました。

予選に続いてドライコンディションで行われたスプリントレースでは、マルク・マルケスが弟のアレックス・マルケスを0.5秒差で下して優勝し、今シーズンにおけるスプリントレースの全勝記録をまた更新。グランプリレースも2位でフィニッシュしました。

クアルタラロのオールタイムラップレコード更新により、MICHELIN Power Slickの性能向上が母国ファンに示されました。そして、グランプリレースでの路面コンディションの著しい変化の中で、ミシュランタイヤは各ライダーに高性能を安定的に提供しました。

7シーズン目を迎えた電動バイクによる国際レースシリーズの2025年シーズンが開幕。絶大なグリップ性能を発揮する高性能二輪タイヤとしては画期的な比率で再生可能素材およびリサイクル素材を使用するMotoE用MICHELIN Power Slickを全車が使用します。

MotoE用MICHELIN Power Slickにおけるサステナブル材料の使用比率は、フロント用では58%、リヤ用では56%に達しました。このタイヤを使って行われたMotoEのフランス戦は、レース1ではMSI Racing Teamのオスカー・グエティレスが、レース2ではLCR E-Teamのマッティア・カサディが優勝を飾りました。



【画像】MOTOGP 2025 ROUND 6 FRANCE (8枚)

情報提供元 [ 日本ミシュランタイヤ ]

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