EWCフル参戦2年目。SST王座を狙うTeam Etoileの挑戦と意気込み

2024年からFIM世界耐久選手権(EWC)に新規チームとしてフル参戦を開始したTeam Etoile(チームエトワール)。代表の市川貴志氏の情熱が形になったとも言えるチームは、中核となるメンバーを集め、前年から準備をしてきたが、初戦から予定通りに事は進まなかった。

EWCの経験も豊富でチームを引っ張る存在となるはずの渡辺一樹が直前に行われた全日本ロードレース選手権の開幕戦鈴鹿2&4レースで転倒し負傷してしまう。代役に榎戸育寛を起用するが、初戦のル・マン24時間は、夜中の気温が下がったときに初参戦の亀井雄大が2度の転倒を喫しリタイアとなってしまってしまう洗礼を受ける。2戦目のスパ8時間では、SSTクラスのポールポジションを獲得し、序盤はSSTクラスのトップ争いを繰り広げるが、ガス欠でタイムロス。それでも追い上げ6位で初完走を果たした。

続く、鈴鹿8耐では、ロベルト・ロルフォを起用。ベテランらしい安定したライディングを見せた。決勝でも大久保光、亀井とのトリオでSSTクラス3番手を走行。亀井の頑張りで最終ラップに入るホームストレートでライバルを抜き2位フィニッシュ。見事表彰台を獲得し、暫定ランキング4位に浮上。ライバルの結果次第では、シリーズチャンピオンの可能性を残し最終戦ボルードール24時間を迎えていた。

その可能性を引き寄せるように最終戦ボルドール24時間では、ライバルの脱落を尻目にクラス優勝、そしてチャンピオンを獲得するポジションを走っていた。しかし、残り5時間を切ったところでマシントラブルが発生してしまいリタイアとなってしまう。

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情報提供元 [ auto sport Web]

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