
マリーニ、今季最高位も「タイヤ選択はミス」ミルは混走時の違和感を指摘/第3戦アメリカズGP 決勝
3月30日、2025年MotoGP第3戦アメリカズGP MotoGPクラスの決勝レースがサーキット・オブ・ジ・アメリカズで行われ、ホンダHRCカストロールのルカ・マリーニは8位でフィニッシュし、ジョアン・ミルは転倒リタイアとなった。
年間300日近くも晴天に恵まれるというテキサス州オースティンだが、今大会の天候は初日から不安定。決勝日も、朝のウォームアップ走行はドライの路面で行われたが、決勝レース直前は小雨が降ったり止んだりと、各陣営はタイヤ選択で大きく混乱させられた。
最初のサイティングラップをウエットタイヤで回りグリッドに着いたホンダの2台だったが、8番グリッドにいたミルは明るくなっていく空に反応してピットに走り、ドライ用のマシンにチェンジ。あわやピットレーンスタートになり、ポイント獲得圏内からスタートする権利を失うかという心配もあったが、赤旗が掲示されてスタートディレイとなったおかげで命拾いする形となった。
その後、再び予選どおりのグリッドに整理され、1周減算となる19周のレースがスタート。ラインの選択肢がひとつしかない路面状況で、ミルとマリーニは混戦に飲まれポジションを少々失ったが、それでも前方のライダーに食らいつき、大きな5位争いの集団を形成した。
安定したラップを刻んでいた2台は着実に順位を回復し、ダブルポイントも確実かと思われた10周目、エネア・バスティアニーニ(レッドブルKTMテック3)と横並びで14コーナーに飛び込んだミルがフロントを失い転倒。予選Q2、スプリントに続き、またも悔しい形でレースを終えた。
情報提供元 [ auto sport Web]
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