2026年のダカールラリーにチャレンジを宣言している藤原慎也は、そのトレーニングとしてアフリカエコレースに参戦。休息日にインタビューを試みた。

待ち望んでいた“苦戦”

昨年のモロッコラリーでは、藤原慎也のテクニックやスピードがラリーに適応してきたことで、好成績を上げることができた。ラリーライダーほぼ全員を襲った食中毒を除けば、うまくコトが運びすぎていた感すらある。藤原はレース後に「国際ラリーで活躍してきた先輩方の持つ、野性的な勘を身につけたい。そのためには、もっとラリーに揉まれ、もっとトラブルを乗り越える必要があると思います。アフリカエコレース(AER)では、トラブルが起きた方が嬉しい」と語った。

もちろん意識したことではないのだが、このAERで藤原は多くのトラブルに見舞われている。そもそもスタート地点に発つ前から、自前で準備していたGASGASの新車に乗ることがかなわず、イタリアのチームソラリスにバイクもサポートもお世話になることになった。レンタルしたバイクは、見た感じ2年落ちくらいだろうか。単に2年落ちの中古バイクというのではなく、ラリーに使い回された車体だ。「フレームも使い込まれていて、車体が撚れるのがわかる。事前にやるだけのことはやったけど、かなりしんどいレースになりました」と藤原は言う。

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情報提供元 [Off1.jp]

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