レース概要

■日時:2024年9月7・8日
■場所:大分県オートポリスインターナショナルレーシングコース(4,674m)
■天候:晴れ
■観客数:土曜:3,300人、日曜:5,500人
■監督:加賀山就臣
■ライダー:#3 水野涼
■リザルト:レース1(15Lap):予選5位 決勝3位
レース2(18Lap):予選4位 決勝20位

レース レポート

【TeamKAGAYAMA】2024MFJ全日本ロードレース選手権シリーズ第6戦・スーパーバイクレースim九州

ドゥカティ初の九州ラウンドを3位、7戦連続表彰台

第5戦もてぎラウンドでの初優勝から2週間後に開催された第6戦大分県オートポリス、JSB1000クラスは土曜日に15ラップ、日曜日は18ラップと、周回数の異なる2レースで行われた。 オートポリスは阿蘇山系に位置し、高低差50メートルを越え、下り勾配10パーセントのダウンヒルストレート、902メートルのホームストレートを持つダイナミックなレイアウトのサーキット。台風10号の影響により事前テストがすべてキャンセルされたため、このサーキットではレースウィークがパニガーレV4R初の走行となった。

【TeamKAGAYAMA】2024MFJ全日本ロードレース選手権シリーズ第6戦・スーパーバイクレースim九州

金曜日は40分間の走行が2回設定されていたが、路面のコンディションが悪く、2本目の走行で水野はセクタータイムを更新してプッシュしていたところ激しくクラッシュし、セットアップのための走行時間を失ってしまう。幸いにも水野に怪我はなく、翌日の午前に行われた予選では前日のベストタイムを更新し、1,48.478で5位、セカンドベストタイムが1,48.642は4位となり、第1レースは5番グリッド、第2レースを4番グリッドとした。

お昼のピットウォークイベントを挟んで午後2時20分にレース1が15ラップでスタート。出遅れた水野は1コーナーを7番手でクリア。4ラップ目でトップグループに追いつくと前を行く名越をパスして3番手にポジションアップ。前をいくヤマハ2台を追っていたところ、他者(長島)の転倒により7ラップ周回後の8ラップで赤旗中断となる。第2レースは8周で再開され、水野は第1レースの順位、3番グリッドからのスタート。4位以降を引き離し、予選タイムと同様の48秒台で前をいくヤマハファクトリー2台を追う。先頭をいく岡本のペースが速く、次第にトップ3はそれぞれ単独走行となり、水野は8ラップの超スプリントレースを3位でチェッカー。今シーズン7レース連続表彰台を獲得した。

【TeamKAGAYAMA】2024MFJ全日本ロードレース選手権シリーズ第6戦・スーパーバイクレースim九州

日曜に行われたレース2は、前日より3ラップ多い18ラップと長丁場のレース。水野は1コーナーを4番手でクリアしていく。6台のトップグループで一瞬の隙も見せられない戦いが繰り広げられた。ヤマハファクトリーの2台が抜け出し、4台での3位争いとなるが、6ラップ目のホームストレート、4ワイドの攻防戦でアウト側にはらんでしまい、逃げ場がなくグリーンにはみ出し、コースアウトからの転倒を喫してしまう。幸い再スタートを切ることができたが、ポジションを大きく落とし20位でチェッカーを受けた。

加賀山就臣 監督 コメント

【TeamKAGAYAMA】2024MFJ全日本ロードレース選手権シリーズ第6戦・スーパーバイクレースim九州

今大会での皆様の応援・サポートありがとうございました。 初のオートポリス戦への事前テストが台風の為に中止となり、我々の車輌でのテスト走行が出来なかった事がハンディになってしまった事は事実ですが、やはりチーム総合力が足りませんでした。 その為、水野は金曜日からオーバーワークになり、転倒をさせてしまったかもしれません。 その中でも、レース 1で3位表彰台を獲得してくれました。レース2では小さな負担が重なっていき転倒・再スタート後、20位でゴールしました。 今後は少ない走行時間でもセットアップが進むようにチーム力を見直していきます。 残り2戦、応援をよろしくお願いします。

なお、同日開催でのST600 クラスにおいて、 スタート直後のアクシデントにより負傷された芳賀 涼大選手は、懸命な治療にも関わらず、帰らぬ人となりました。 突然の悲報に接し、ご遺族、関係される皆様のご心痛いかばかりかとお察し申し上げます。 故人に対し、心より安らかなご冥福をお祈り申し上げます。

水野涼選手 コメント

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レース1はスタートで出遅れたのですが、追い上げて赤旗後の第2レースでは前のグリッドにつくことができました。また第2レースに向けて車体を見直し、若干良くなった部分があり、3位に。前回からの流れと勢いで進めたかったのですが、始まってみると足りていない部分やずっと抱えている問題がありました。事前テストも無い状況で3位に入れたことはラッキーでしたが、レースは結果が全てなのでトップ争いに加われなかったことは悔しい。

レース2は、前のライダーのスリップに吸い込まれてしまい、追突しそうになりイン側には他のライダーがいたので、あの時の判断では逃げ場は外側しかなく、結果的に止まり切れなくて転倒だったので完全に自分のミスです。金曜日からフィーリングが良くない状態が続いていて、今週を振り返ってみても、自分たちの望んでいた位置でもなければセットアップもいいところが見つけられなかったので、反省も課題もありますが、これが解決すればほかのサーキットにもつながるので前向きに取り組んでいきたい。

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