
MotoGPとWSBK(世界スーパーバイク選手権)を2連覇している絶好調のドゥカティが、パニガーレV4Rで日本のロードレースに参入することが明らかになった。
デスモドロミックのエンジンパワーが炸裂か
これまでスズキのマシンでレースをしていた加賀山就臣氏率いるTeam KAGAYAMA が、2024年はチーム体制を変更することを発表した。SNSでは、「長年のサポートをして頂いたスズキ様に感謝を伝え、車輌メーカーの変更をお知らせを致します」とし、「来季の活動はDUCATI 車輌に変更して挑んでまいります」と明らかにした。
●参戦クラス
MFJ全日本ロードレース選手権・JSB1000
鈴鹿8時間耐久ロードレース・EWC
●参戦マシン
DUCATI Panigale V4Rファクトリー
●参戦ライダー
水野 涼
●監督
加賀山就臣
上記の体制で、経緯やパートナー、車両などについて2月初旬のチーム発表会で詳しく説明するとしている。
全日本ロードレース選手権の最高峰クラスJSB1000クラスでは、ヤマハファクトリーの中須賀克行選手が2008~2023年の16年間に12回のタイトルを獲得する強さを見せており、対抗できる勢力が望まれている状況。そこに、ファクトリーのパニガーレV4Rと2023年にJSBで2勝をマークした水野涼選手がいかに勝負を仕掛けるかに注目が集まる。
左はMotoGP参戦マシンのデスモセディチGPで右がパニガーレV4R。共に1000ccの90度V4エンジンを搭載。デスモドロミックのバルブ駆動で高回転まで回るパワーを武器にしている。
Panigale V4R Factory [DUCATI] 写真は向かうところ敵なしの強さを発揮しているワークスマシン。果たしてTeam KAGAYAMAはどこまで戦闘力の高いマシンを確保できるのか?
「Team KAGAYAMA」代表の加賀山就臣氏。チームやショップの運営やTASTE OF TSUKUBAへの参戦、MRF(モトライダーズフェスタ)開催など幅広い活動を続けている。
12月22日にTeam KAGAYAMAが配信したリリース。近年耐久レースにも力を入れているドゥカティ陣営が鈴鹿8耐でもどこまで強さを発揮するのかにも注目だ。
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