2013年に20歳60日で決めた史上最年少優勝から11年の歳月が経ち現在30歳。最終戦のバレンシアGPを終え、ついにマルク・マルケス選手がレプソルホンダを去る日が来てしまった。
最終戦ピットでは2013年型RC213Vがお出迎え
2012年にケーシー・ストーナー氏が引退し、その後継として2013年にレプソルホンダチームに加入したマルク・マルケス選手は、2013年の第2戦でフレディ・スペンサー氏が持っていた20歳196日という最高峰クラス最年少優勝記録を塗り替えるデビューを果たした。
2013年から2019年までの7年間で6回のMotoGPクラスタイトルを獲得する活躍を見せ、2019年には420ポイントというシーズンポイント新記録を樹立するほどの強さを発揮。しかし、2020年の開幕戦となるスペインGPで負傷したマルケス選手はシーズンを欠場してしまう。
それから591日後、2021年のドイツGPで復帰後初勝利を決めるも、かつての精彩を欠き2022、2023年シーズンはさらなる負傷で勝利から遠ざかっていた。それでもマルク・マルケス選手のMotoGPクラス優勝59回、表彰台101回、ポールポジション64回、ファステストラップ59回、2626ポイントという偉大な記録は、最も成功したライダーに数えられるもの。これは全てレプソルホンダチームで築いたものだ。
マルク・マルケス選手は、2024年シーズンはGresini Racingに移籍し、マシンをドゥカティにスイッチして再起を図ることが決まっている。
マルク・マルケス選手コメント
「もちろん、とても感情的な日曜日でした。感情を抑えるのが大変でした。残念ながら、今日はレースを完走できませんでしたが、とても調子が良かったので、表彰台あるいはそれ以上の可能性もあったと思います。しかし、今日最も重要なことは、HRCとレプソルホンダチームで過ごした素晴らしい時間を思い出すことです。私たちは一緒に素晴らしい物語を書き上げ、単なるチームではなく私の友人であり家族になりました。2013年以来本当にありがとう、私はあなたたちのことを決して忘れません」
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