
トライアンフは「FIM Moto2 世界選手権」の独占エンジンサプライヤー契約を結んだことを発表した。トライアンフは2019年シーズンの開幕以降、5シーズンにわたり765三気筒エンジンを供給しており、この契約が延長されたものとなる。
また、トライアンフは2024年シーズンに向けて改良を加えるとともに、2025年シーズンにデビューする新しいレース用ギアボックスを開発中。現在は2024年シーズンに向けてギア選択を改善するため、今年のMoto2ラウンドで使用したパーツのテストを行っている。
Moto2とのパートナーシップを2029年まで延長
トライアンフモーターサイクルズジャパンは、トライアンフがFIM Moto2 世界選手権の独占エンジンサプライヤーとして、5シーズン(2025年から2029年まで)の契約延長となったことを発表した。
これにより、トライアンフは10年間にわたってMoto2チームにパワフルな765三気筒エンジンを供給し、ライダーとチームが記録的な成長することを可能にする。
トライアンフではこれまでの成功に加え、エンジンの性能と能力をさらに向上させるため、完全新設計となるレース用ギアボックスを開発し、2025年シーズンにデビューさせる予定だという。現在は2024年シーズンに向けてギア選択を改善するため、エンジニアリングチームは今年のMoto2ラウンドで使用したパーツをテストしている。
コメント:スティーブ・サージェント(トライアンフ・モーターサイクルズ チーフ プロダクト オフィサー)
Moto2は当社の765三気筒エンジンの性能と能力をアピールする絶好のプラットフォームであり、新しいStreet Triple 765シリーズの需要を牽引しています。過去5年間、レースエンジンプログラムを通じて765エンジンの改良を進め、Street Triple 765シリーズのさらなる開発と進化に役立つ知見を得てきました。その結果、エンジンの耐久性、信頼性、そしてクラスをリードするパフォーマンスに対する私たちへの評価は高まり、それが世界的な販売の原動力となっています。
Moto2チームが1周1周を大切にするように、当社のエンジニアもあらゆる機会を利用して、スピード、パワー、トルクから回転数、シリンダー圧、圧縮比に至るまで、あらゆるエンジン性能の向上に尽力してきました。その結果として毎シーズンのレース時間の短縮、トップスピードとラップタイムの向上、より多くの勝者、より接戦のレースを実現してきました。
2025年シーズンに登場する新しいレース用ギアボックスは、ライダーがMoto2のサーキットで達成する結果に大きな変化をもたらすでしょう。
これに先立ち、私たちのエンジニアリングチームは、今年のMoto2ラウンドで使用した後のパーツをテストし、ギア選択の改良をすでに開始しています。
Triumph Triple Trophy の競争が過熱する中、優勝者専用マシンである Street Triple 765 RS をシルバーストーンで開催される Day of Champions でお披露目しました。Moto2レース全体の印象的なパフォーマンスを表彰するために設計された2023年のTriumph Triple Trophyは、ここまで熾烈な戦いが繰り広げられてきました。
ペドロ・アコスタが驚異的なラップタイムで26ポイントを獲得してトップに立ち、デニス・フォッジアが21ポイントで2位につけている。サム・ロウズとアロンソ・ロペスが17ポイントで3位を分け合っている。 今年の勝者は、Moto2の名選手、ジェレミー・アルコバ、ラウル・フェルナンデス、マルコ・ベゼッキに続くことになるでしょう。ぜひ大会の様子をトライアンフのWEBサイトでご覧ください。
詳しくはトライアンフ公式サイト(https://www.triumphmotorcycles.jp/)または、お近くのトライアンフ正規販売店(https://www.triumphmotorcycles.jp/dealers/dealer-search)にて。

「Triumph Triple Trophy」優勝者へ送られる専用Street Triple 765 RS
情報提供元[ トライアンフモーターサイクルズジャパン ] ギャラリーページへ
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