
アジアロードレース選手権(ARRC)の最終戦が12月の頭となる、12月1日から2日にタイの「チャンインターナショナルサーキット」で開催された。
最終戦にはチームタイトルを賭けて臨んだWebike IKAZUCHI Racing。
アンソニー・ウエスト選手の代役として参戦したランディー・クルメナッハ選手とシェルダン・モラリス選手が1・2レースでポイントを獲得し、チームタイトルでのチャンピオンを獲得した。
ランディー・クルメナッハ選手は今シーズン、ワールドスーパースポーツ(WSS)での表彰台を多く獲得しているトップライダーで、今回の最終戦に向けタイトル獲得を悲願とするチームから招聘を受けた。
WSS仕様からARRC仕様のバイクの適応のために公式練習で多くのラップを重ね、決勝レースに臨んだ。
決勝レース1は、シェルダン選手8位、クルメナッハ選手は9位と言う結果で、レース中、エンジンの熱が上がり過ぎると言う症状が出て、ストレートスピードが伸びないという問題に直面。
コーナーで他車の前に出ても、あっさりストレートで抜き返されると言う厳しいレース展開になった。
チームは可能な限りの改善対策を施して日曜日に実施される決勝レース2に臨むことになった。
決勝レース2ではクルメナッハ選手が11位、シェルダン選手が13位とレース1よりも順位を落としてしまう形となったが、チームタイトルのトータルポイントで162ptを獲得。
Manual Tech KYT Kawasaki Racingも同ポイントの162ptとなったが、より優勝回数の多かったWebike IKAZUCHI Racingのチャンピオン獲得が決定した。
また、ライダーランキングではWebike IKAZUCHI Racingのアンソニー・ウエスト選手が2戦の欠場を余儀なくされたものの、シーズンランキングで2位を獲得した。
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