
■大会名:2018年全日本ロードレース選手権シリーズ 第7戦
■開催日:2018年9月1日(土)~ 9月2日(日)
■開催場所:大分県 オートポリスサーキット
■ライダー/レース結果
J-GP2クラス
#30 阿部 恵斗 決勝:14位
目次
レースレポート
予選はあいにくの雨模様で路面もウエットコンディションのスタートでしたが、予選後半は比較的路面状況も回復し、良い状態となりました。しかし、ドライコンディションを想定したセッティングや、ライダーの走り方を煮詰めるには時間が足らない状況でした。ベストタイム2.03秒522で15位となりました。
決勝はドライコンディションでした。課題のスタートでは順位を落としてしまい、それに動揺したのか序盤はペースが上がりませんでした。前グループにも引き離されてしまい。混戦に持ち込むことができず、ベストタイム1.56秒832の14位でフィニッシュでした。
まだ経験が浅い阿部恵斗選手にとっては、オートポリスを実戦で走る事自体が経験になります。短い時間での的確なセッティングは、ライダーの経験と引き出しがものを言います。引き続きクリアすべき課題が見えてきています。一戦一戦しっかりと課題と向き合っていきます。
次回は岡山国際サーキットで開催される全日本ロードレース選手権 第8戦に参戦します。
開催日は9月29日(土)9月30日(日)。
応援よろしくお願いします!
阿部 恵斗選手
■2018年全日本ロードレース選手権シリーズ 第7戦 J-GP2クラス
決勝リザルト:14位 Best Time:1'56.832
阿部 恵斗 選手コメント
金曜日の練習は1日中ウエットコンディションで行われました。
オートポリスは、事前テストでもあまり走れず、しっかりとしたウエットコンディションは初めてでした。練習は14番手とタイムをあまりあげることができませんでした。
予選は雨量が徐々に少なくなって終盤にはとっても走りやすい状態になってきました。予選のラストラップにベストアタックをし、自分なりにコースを全部まとめることができ、ウエットコンディションでのタイムを2秒ほど更新できたのですが、予選は2分3秒522で15番手スタートとなってしまいました。
決勝はドライコンディションでした。スタートは失敗してしまい、順位を落としてしまいました。その後、前のバイクの転倒により次のコーナーで倒し込めず前との間が空いてしまいました。その後も前のバイクについていくことができず、ひとり単独走行になってしまいレースというレースをすることができず結果は1分56秒832の14番手でした。反省点としては、以前からの課題であるスタートをもっと上手にならないといけないという事、次にスタート直後からしっかりとタイムを上げられるようにならないといけない事です。
そして、決勝前の短い時間のドライコンディションではコース攻略やバイクのセッティングを出すことができなかったので、短い時間でもしっかりとできるようにする事。
最後に、レース中、スタートを失敗してしまった時や、前のバイクに離されてしまった時に焦って色々考えられなくなってしまったので、日ごろの練習から冷静に考えて対応できるようにしたいと思います。
最後にサポートして下さった皆様、応援して下さった皆様、チームの皆様本当にありがとうございました。
次戦は悔いの残らないようにレースをしたいと思います。
阿部 恵斗
阿部光雄 監督コメント
今回のオートポリスは事前テストから、雨・霧に悩まされ、ドライ状態で走れる時間が短く恵斗にとって初めてのオートポリスということで大変難しいレースウィークとなってしまいました。
金曜日、予選の土曜日と雨・霧でタイムスケジュールに大幅な変更が出たり、JSB・J-GP3は日曜日予選になるなど、大荒れの大会になりました。
しかし決勝の日曜日はところどころ雨で濡れたパッチは残るものの、ドライコンディションでした。
恵斗はドライでの走行が事前テストの20ラップ程度しかなく、大変厳しいレースとなりました。
ウェット路面での予選は15位、決勝は15番手スタートだったのですが、1コーナー過ぎには最後尾となり、前に付いていくことが出来ず、自己ベストライムは出せたのですが、見せ場を作ることが出来ずにゴールでした。
1コーナーとダウンヒルからの登りコーナーが特に克服できず、大幅なタイムアップになりませんでした。今後の課題は600ccに慣れて、モタードバイクを操るがごとく600ccを振り回せるようになれば、自ずと結果に繋がるものと考えます。
その為に600ccでの練習量を増やすことと、ダートでの練習も多く入れて滑ってもコントロールができるスキルと自信を付けることが重要だと思います。今後も厳しいトレーニングに耐え著しい成長を期待します。
応援をよろしくお願いします。
阿部光雄
photo by Komai Toshiyuki , Ishizaki Nobuki
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