【Webikeチームノリックヤマハ】2018年全日本ロードレース選手権シリーズ第1戦 J-GP2

■大会名：全日本ロードレース選手権シリーズ 第1戦 ツインリンクもてぎ
■開催日：2018年4月7日（土）～ 4月8日（日）
■開催場所：栃木県 ツインリンクもてぎ

■ライダー/レース結果
J-GP2クラス
#30 阿部恵斗　決勝：14位

予選レポート

ウェットコンディションで迎えたJ-GP2公式予選セッション。
#30 阿部恵斗選手はウェットコンディションの経験が浅く、600ccのマシン順応もこれからの選手です。
結果、予選では15位となりました。

決勝レポート

決勝では天気が回復し、ドライコンディションとなりました。
決勝当日のフリー走行で手痛い転倒があったため、ライダー・マシンへの影響が心配されましたが、無事グリッドにつくことができました。
スタートが決まらず、ポジションを一つ落としてしまいました。

レース中盤では一定のポジションをキープしていたものの、#34　榎戸育寛選手に抜かれてしまい、最終14位でのフィニッシュとなりました。全日本デビュー戦の阿部恵斗選手にとっては、良い経験になったと思います。

次回参戦は全日本ロードレース選手権シリーズ 第4戦 6/16（土）～ 6/17（日）にスポーツランドSUGOでのレースとなります。
応援よろしくお願いします！

阿部恵斗

阿部恵斗選手コメント

予選はウエットコンディションでした。
事前テストでしかウエットコンディションの経験が無く、思うようにマシンコントロールができませんでした。
タイムは2分5秒224で15番手でした。

決勝当日練習では、S字コーナーの入り口で転倒してしまいました。
転倒の原因は路面温度・タイヤ温度が低かったことだと思います。
幸い怪我はしませんでしたが、バイクを壊してしまいました。
チームメカさんのおかげで、どうにか決勝グリットに着くことができました。

決勝は、ドライコンディションでした。
スタートを失敗してしまい順位を落としてしまいました。
レース中盤1台パスすることができましたが、その後抜かれてしまいました。

結果は14番手、目標にしていたタイム1分56秒台まで入れることができました。

今回は初めての全日本、初めての600ccのバイクでのレースということで、不慣れなことばかりでしたが、速い先輩選手達と走って色々学ぶことが出来たと思います。

今後の課題も見つけることができました。
次戦はその課題をクリアしつつ学んだことを忘れずに練習し、レースに生かしていきたいと思います。

チームの皆様、サポートしてくださった皆様、応援してくださった皆様、本当にありがとうございました。

阿部恵斗

阿部監督コメント

今回は開幕戦という事で通常より1日早く、木曜日からスポーツ走行になりました。
チームライダー阿部恵斗は最年少14歳でのJ-GP2デビューとなります。
600cc初レースでもあり、レース結果よりも1分56秒台のタイムが目標でした。
5日、6日のテスト走行はタイムアップが出来ずに我慢の走行になりました。

7日の予選はレインコンディションでしたが、序盤4番手が表示されるなど明るいスタートでした。
結果は15番手でしたが、経験の少ない雨の中で2分5秒台は恵斗のポンテンシャルを証明しました。

8日の決勝日は、朝のフリー走行、1周目7コーナーで転倒、タイヤが冷えているうちの転倒でした。怪我がなかったので今後のために、良い意味の洗礼だったかなと思いました。
レースは、朝の転倒でメンタル面の影響を心配しましたが、早いうちから1分57秒台に入れ、14位でしたがベストタイム1分56秒6をマークして、今回の目標を達成しました。

また、昨年はチームノリックから、今年は伊藤レーシングからJ-GP2に参戦している、クボ・ケミンが、ほぼスタンダードのR-6で終始トップ争いを繰り広げ、2位ゴールでした。
今年もダート、モタードのトレーニングはチームノリックで行なっており、恵斗も良い影響を受け成長に繋がって欲しいと思っております。

転倒はありましたが、次への成長を期待できる大変良いデビュー戦だったと思います。
今後も恵斗への応援、チームへの応援を宜しくお願い致します。

photo by Ishizaki Nobuki , Komai Toshiyuki