■大会名:全日本ロードレース選手権シリーズ 第9戦 鈴鹿サーキット
■開催日:2017年11月4日(土)~ 11月5日(日)
■開催場所:三重県 鈴鹿サーキット

■ライダー/レース結果
JSB1000クラス
#47 上和田 拓海
決勝レース1:18位
決勝レース2:途中リタイア
総合:20位

全日本ロードレース選手権シリーズ第9戦が三重県の鈴鹿サーキットで開催されました。
ウェビックチームノリックヤマハからはJSB1000クラスに上和田 拓海選手が出場です!
4月から始まった全日本ロードレース選手権もこの鈴鹿でフィナーレとなります。

予選レポート

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JSB1000クラスは予選はノックアウト形式となり、決勝は2レース制にて行われます。
1レース目は8周、2レース目は20周と、ラップ数が異なるため戦い抜くには複数の戦略を用意しておかなければいけません。

土曜日に行われた予選では、ラウンド1にて転倒により赤旗中断となりました。その中で、ラウンド2への進出タイムは2'07.223と激しい争いの中、上和田選手の予選タイムは2'09.763。ラウンド1にて予選終了となり、決勝は19番グリッドからのスタートです。

決勝レポート

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日曜日の決勝は、晴天のドライコンディションに恵まれました。午前中に行われた決勝1レース目は1周5821mを8周で行われます。
スタートは好調で、19番手から1周目を終える時点で16番手まで上がりました。しかし徐々に、タイヤの消耗に伴うマシンの制御に苦戦しながらの走行する場面が多くなり、2周目、5周目と順位を落としてしまいます。その後抜き返す機会は訪れず、18着にてフィニッシュです。

午後には決勝2レース目が行われました。20周で争う最終レースでは19番手からのスタート直後、上和田選手の好調なスタートダッシュで13番手まで浮上します。
そのまま2周目に突入しますが、ここでマシントラブルが出てしまいコースアウトとなります。一度ピットインし調整を行いコースに戻りますが、問題は解決できずにマシントラブルによりリタイヤとなりました。

今回の獲得ポイントは1レース目の6ポイントとなり、今シーズン累計46ポイント。年間ランキングは20位にて2017年のチャレンジは幕を下ろしました。
JSB1000クラスへの初参戦となった今年、上和田選手にとってすべてが刺激的な経験となったはずです。
来年の更なる活躍にご期待ください!

1年間、応援ありがとうございました!

上和田 拓海

■全日本ロードレース選手権シリーズ JSB1000
決勝リザルト Race 1:18位 Best Time:2'10.302/Race 2:途中リタイア Best Time:2'39.718

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上和田 拓海 選手コメント

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今回は事前テストがなかったため、木曜日からの走行でした。
鈴鹿サーキットに関しては、転倒ばかりしてしまったという開幕戦での悪い印象が消えないままだったので、とにかく走り込んで徐々にタイムアップして行くことから始めました。
セッティングも開幕時に比べて大幅に変わっていて、セットアップも少しずつ進めていき、木曜日・金曜日とセッション毎にタイムアップできるようになりました。

予選でも、更にタイムアップを目指し全力で走りました。目標タイムであった、2分9秒台に入れることは出来たものの、8耐後の最終戦ということもあり、周りのライダー方達はとても速く、19番手で終わりました。

もう残り最後の2レースです。決勝レースは、悔いのないように全力で出し切り、しっかりチェッカーを受けようと覚悟を決めて臨みました。

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レース1では、スタートはまずまず決まりました。16番手あたりを走っていたのですが、想定以上にタイヤの消耗が激しく、消耗した状態からの挙動に対する対応が求めれました。しかし上手く出来ず、何度も転びそうになってしまい、2台に抜かれて18位でフィニッシュでした。

レース2では、スタートがレース1よりも上手く決まり、1周を終え2周目に入ったところでは5つほど順位を上げて帰って来れました。
その1周目からマシンの異変を少し感じはじめ、2周目にはその問題がシフトダウンにも出てしまい、1コーナーでコースアウトしてしまいました。
コースに復帰してからも、その問題は酷くなっていく一方だったので、やむ終えずピットイン。その後、再度コースインしましたがトラブルは変わらず。その周にピットインし、マシントラブルでのリタイアになりました。

シーズン最後のレース2でこの形で終わってしまったのは悔しい気持ちですが、これもレースです。
むしろレースらしい結果で終わったのかな思います。

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今シーズン、最高峰クラスJSB1000クラスにステップアップし、ルーキーとして1年戦って来ましたが、本当に難しく、悩む事の多いシーズンでした。
日本トップレベルのライダーの方や、世界を経験した先輩ライダー方、本当にレベルの高いクラスで戦っているということを、身にしみて実感しました。
様々な事に苦労する1年になりましたが、言い訳はするつもりはありません。これが自分の実力だったとしっかり受け止めています!

1年間、このような素晴らしいクラスで走るチャンスを作ってくださった阿部監督。
そしてWebikeをはじめとする、多くのスポンサー各社の皆様。
自分が走るのを全力でサポートしてくれた、メカニックさん、スタッフの皆様。
そして何よりも現地まで駆けつけてくださったり、いつもたくさんのご声援をしてくださった、ファンの皆様。
本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
全ての皆様、本当に今シーズンもありがとうございました。

チームノリック最高!!

上和田 拓海

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photo by Ishizaki Nobuki , Komai Toshiyuki

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