■大会名
全日本ロードレース選手権シリーズ 第1戦 筑波
■開催日
2017年4月8日(土)~ 4月9日(日)
■開催場所
茨城県 筑波サーキット
■J-GP2クラス
#33 ケミン・クボ
決勝第1レース:5位
決勝第2レース:4位
2017 MFJ全日本ロードレース選手権シリーズ 第1戦 in 筑波 レポート
全日本ロードレース選手権シリーズJ-GP2クラスの第1戦となる筑波サーキットに、タイランドヤマハ チームノリックのケミン・クボ選手が参戦。
ケミン選手にとって全日本デビューとなるこの2日間は、桜を散らすように降り続ける雨の中でのレースとなりました。
土曜日には予選と決勝第1レースが行われました。更に決勝第1レースでは上位10台で行われるスーパーポールが開催されてグリッド順が決定します。
予選5位、スーパーポールでは9番となったケミン選手は、決勝第1レースでは9番グリッドからのスタートとなりました。
緊張の決勝第1レーススタート直後、9番手から7番手に浮上。4週目では5番手まで追い上げます。しばらく順位をキープするものの11週目で6位に下がってしまいます。
その後は決着直前まで3~9位は順位の変動がないまま最終ラップを迎えることになりましたが、トップの転倒が起こったことで順位が繰り上がり、5位でのゴールとなりました。
日曜日は決勝第2レースが行われました。前日の予選により5番グリッドからのスタート。
スタート直後、飛び抜けたかったところですが先頭から一つ後ろの集団に挟まる形となり、1週目は7番手となります。
1~3番手が先頭集団となり、少し空いて4~5番手、さらに少し空いて6番手となるその後ろの状態でしばらく膠着状態となりました。
しかし、ケミン選手が10週目でファステストラップを記録。
13週目あたりで徐々に4~6番手が拮抗してくると、15週目でついにケミン選手が5番手に出ます。
ペースを落とさず走り続けるその姿に転倒しないように祈る気持ちと、ファステストラップを更に更新する勢いに興奮でピット内は溢れかえります。
そして16週目、4位に躍り出ます。18週目の残り2週時点で、3位との差はごく僅か。
このペースのケミン選手なら3位までいける!と誰もが確信した直後……
19週目でレース内に転倒があり、赤旗のためレースは中断となってしまいました。
ピットに戻ってきたケミン選手ももう少しだったにと悔しそうな様子でしたが、J-GP2クラスの初戦となったケミン選手の猛追する姿は、今後のレースを非常に楽しみにさせてくれるものでした。
2017年も応援をよろしくお願いします!
▲ケミン・クボ
ケミン・クボ
リザルト:決勝第1レース 5位/決勝第2レース 4位
Best Time:1'01.325
ケミン・クボ選手コメント
【決勝第1レース】
9番グリッドからのスタートで、5位でフィニッシュできました。直前のスーパーポールで転倒したマシンを全力で修理してくださったチームの皆様にとても感謝しています。
そのおかげで、ギリギリでレースに間に合い無事に走行することができました。本当に良かったです。
【決勝第2レース】
雨が結構降っていて、路面も濡れた状態でのレースでした、作戦としては、最初の5週目までは先頭グループと走り、様子を見ながら追い抜くチャンスをうかがっていました。
それから冷静に1台1台を抜いていき後半はペースを上げていきました。3番手のバイクを最終ラップの第2ヘアピンで抜こうと勝負をしかけようと思ったところで、赤旗のためレースが終了してしまいました。
表彰台に登れなくて悔しかったです。
今回の悔しい思いをバネにして表彰台に上がれるように頑張ります。応援宜しくお願いします!!
ケミン・クボ
photo by Ishizaki Nobuki
この記事にいいねする