■大会名
FIMアジアロードレース選手権 第6戦
■開催日
12月3日(土):レース1
12月4日(日):レース2
■開催場所
タイ/チャン・インターナショナル・サーキット
■参戦チーム
Team KAGAYAMA SUZUKI Asia
■ライダー
芳賀紀行:41号車
パティス・チョープラテット:98号車
■マシン
SUZUKI GSX-R600
■結果
芳賀紀行
レース2/リタイア
パティス・チョープラテット
レース2/14位
FIMアジアロードレース選手権 第6戦 レポート
FIMアジア・ロードレース選手権 (ARRC)第6戦が、12月1日(木)から12月4日(日)にかけて、タイの首都バンコクから北東へ400kmほど離れたブリラム県にあるチャン・インターナショナル・サーキットで開催された。
参戦開始から2年目のシーズンを迎えたTeam KAGAYAMA SUZUKI Asiaは、加賀山就臣がプロデュースする小型車のワンメイクレース「スズキ・アジアン・チャレンジ」からステップアップした98号車のパティス・チョープラテット選手と、このチームで2年目を迎えた41号車の芳賀紀行選手を起用しSUZUKI GSX-R600の2台で、このARRCのスーパースポーツ600クラスに参戦している。
前日の予選で、22番手(パティス)と19番手(芳賀)グリッドからのスタートとなった2台のGSX-R600はレース1で、パティスが14位、芳賀も13位でチェッカーを受けている。
Team KAGAYAMA SUZUKI Asiaは4日朝のウォームアップ走行からマシンのセットアップをさらに行ない、そして午後4時、18周で争われるレース2がスタート、2台ともに順調に順位を上げていく。
レースはスタート直後から4つの集団に分かれていき、芳賀とパティスはその4つ目の集団の中で前に出るタイミングをうかがっていた。
たが5周目に、15番手まで順位を上げた芳賀が転倒。そのままリタイアとなってしまう。もう一台のGSX-R600は、大きなトラブルもなくレースを進行。そのパティスは、集中力が切らさずにレースに集中し粘り強く走り切り、14位でフィニッシュした。
2016FIMアジア・ロードレース選手権もこれで終了。Team KAGAYAMA SUZUKI Asiaのチームランキングは10位。パティスはライダーズランキング19位、芳賀は同12位。
チーム最高位は8位(鈴鹿/インドネシア/ともに芳賀)という結果で2年目のシーズンを終えた。
芳賀紀行 | #41
自分のポカミスで転倒、リタイアとなってしまいました。自分が予想したよりも気温が下がっていたことでタイヤのコンパウンドが合っていなかったのが原因のようで、何のインフォメーションもなく突然起こってしまった感じです。車体に関してはフィーリングもよく、序盤は現状キープで中盤以降順位を上げていこうという考えだったのですが、出番なし、でした。
自身にとっての初のアジア、初の600で臨んで、今年で2年目となるシーズンもこれで終了となりました。昨年のように表彰台に上ることもできず、チーム関係者、スポンサーの皆さんにはいいところも見せられなかったのが残念ですが、皆さんの声援に感謝します。応援ありがとうございました。
パティス・チョープラテット | #98
スタートはうまくミートできずちょっと失敗してしまいましたが、その後は前だけを見ていました。芳賀さんと一緒に集団の後方についていたのですが、芳賀さんが転倒したときにこちらも前方と離されてしまい、その後はタイヤも熱ダレを起こして、プッシュしたくてもできない状態が続きました。その中で精一杯走りました。最後は山口辰也選手に一度抜かれましたが、再び抜き返すことができました。
昨年のスズキ・アジアン・チャレンジから、今年はこのSS600クラスにステップアップして、転倒もしましたが、気持ちをプッシュし続けました。今回は加賀山さんのアドバイスが良くて、前々回のインドネシア戦のようにいいマシンに乗ることができました。成績があまり良くなくて、チームに貢献することができなかったのが残念です。今年一年応援していただいたみなさん、ありがとうございました。
加賀山就臣 | ゼネラルマネージャー兼チーム監督
まず、チーム関係者、スポンサーの皆さん、そしてスタッフ、今年一年チームを支えていただきましてありがとうございました。
スタッフ、そしてライダーの頑張りのおかげで、チームランキングを10位で終えることができました。満足のいくマシンをライダーに渡せなかったのですが、チーム一丸となって手にしたこの順位に胸を張りたいと思います。ありがとうございました。
◆Team KAGAYAMA OFFICIAL GOODS
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