■大会名:全日本ロードレース選手権シリーズ 第8戦 岡山
■開催日:2016年9月25日(日)
■開催場所:岡山県 岡山国際サーキット
全日本ロードレース選手権シリーズ 第8戦 岡山 J-GP2クラスにウェビックチームノリックヤマハから上和田拓海選手と岡本裕生選手が参戦しました。
早めに訪れた秋の冷たい空気に包まれる中、若きライダー達の熱い戦いの火ぶたが切って落とされます。
特別スポーツ枠と予選の走行では、両名共に転倒をしてしまい、リズムにのる事ができない厳しい状況となってしまいました。
決勝当日、天候は雨。生憎のレースコンディションとなりました。
上和田選手は12番手から、岡本選手は20番手からのスタートです。
上和田選手はスタート後、とにかく前へ前へと猛アタック。
7週目には6位まで順位を上げました。
しかし、雨が強くなってきた影響から、ハイサイドによりコースアウト。
8位まで順位を落としてしまった時点で赤旗によりレース中断。
岡本選手は、スタートから9周までに順位を二つ上げたものの、10週目にコースアウト後、転倒。
そのまま赤旗中断となり、20位でレース終了となりました。
路面コンディションに振り回される非常に難しいレースに、両ライダーとも悔しさの残る不完全燃焼なレースとなりました。
次戦は、11月6日(日)の鈴鹿、最終戦です。
引き続き、若きライダー達への応援をよろしくお願いします!
■ライダー/レース結果
J-GP2クラス
#81 上和田拓海 決勝:8位
#31 岡本裕生 決勝:20位
上和田 拓海
決勝リザルト:8位 Best Time:1'33.535
上和田 拓海 選手コメント
今回、事前テストの時点での調子はそれほど悪くなく、レースウィークで更にタイムを詰められる余力はありました。
ですがレースウィークに入り金曜日の1本目の走行で、ウェットコンディションの中走り、最終コーナーで転倒してしまいました。
チームスタッフの皆さんに懸命に修復していただき、ドライコンディションでの2本目も走行する事が出来ました。
しかし、転倒の影響からか、中々リズムに乗ることが出来ず、タイムアップする事が出来ませんでした。
不安を残しながらの予選も自分が目標としていたタイムに届かず前日同様、中々リズムに乗れないまま終わってしまいました。
結果は12番手でした。
決勝では、スタート前に雨がパラついて来て、ディレイになったりしましたが「もう何が何でも前に行くしかない!」と言う強い気持ちを持ってのぞみました。
スタートはミスなくまずまず。
序盤からとにかく前に出る事に集中し、一台一台パスしていく事ができ、5番手まで順位を上げました。
ですが、周回を重ねる毎に雨は強くなり、その影響でハイサイドを起こし、グラベルまでコースアウトしてしまいました。
他のライダーの方々の転倒も多くあり、赤旗中断。レースはそのまま再スタートをする事は無く、10周経過時点での結果がリザルトとなり、結果は8位でした。
自分としては、これから!と言う気持ちもあっただけに残念ですし、悔しい気持ちです。
とはいえ、予選での順位が悪く、あの位置を走っていた自分の責任ですし、本当に情けないと思っています。
金曜日の転倒で懸命に修復してくださったスタッフの皆さん、レース前に強い気持ちにさせてくれた阿部監督、サポートしてくだるスポンサー各社様、そしてファンの皆様、今回も本当にたくさんの応援ありがとうございました。
最終戦の鈴鹿では必ず良い結果で恩返しする事を誓います!
上和田 拓海
岡本 裕生
決勝リザルト:20位 Best Time:1'37.580
岡本 裕生 選手コメント
今回、事前テストで初めて走った岡山でしたが、自分の中でコースの印象も良く、ひとまずの目標タイムをクリアすることができました。
ウィーク初日の走行、1本目は雨だったので滑る路面に対応することで精一杯でした。
2本目はドライで走れたので、まだうろ覚えのコースを攻略するつもりでしたが、エンジントラブルが出てしまい走れず、不安が残るまま予選になってしまいました。
予選では、もう最初から全力で行くしかないと思い、周回ごとにタイムを上げていき、ようやく事前テストでのベストタイムを更新。
まだまだ上げられる!という時にハイサイドで転倒してしまいました。
20番手からのスタートになってしまった決勝。
雨が降ってきている中でスタートし、最初から周囲のライダー以上にペースを落としてしまいました。
徐々に雨も強くなっていき、続々と転倒者も増えていった時に自分もハイサイドをしてコースアウト。
そのままコースに復帰しようとしましたが体勢を立て直すことができず転倒していまい、その後赤旗。
結果20番手で岡山ラウンドが終わってしまいました。
ウィーク初日から決勝まで、とても流れが悪いレースになってしまいました。
自分に足りないものをとても多く気づかされ、自分の力のなさを痛感しました。
本当に悔しい気持ちしかないですが、気持ちを切り替えて、次戦に向けて自分に厳しく努力していくしかありません。
次戦の鈴鹿が最終戦になってしまいます。
鈴鹿もコース攻略からのスタートですが、次戦こそ、タイムや結果、全てにおいて自分の満足の行く結果を出します!!
今回も阿部監督をはじめ、チームスタッフの皆様、サポートをしてくださったスポンサー様、ファンの皆様、たくさんのご協力と応援本当にありがとうございました!
岡本裕生
photo by Ishizaki Nobuki , Komai Toshiyuki
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