
■大会名
2016 FIM CEV レプソル Moto2ヨーロッパ選手権
第2戦モーターランドアラゴン
■開催日
[予選・決勝レース1]5月28日(土)
[決勝レース2]2016年5月29日(日)
■開催場所
スペイン・モーターランドアラゴン
■ライダー/レース結果
RIDER:#89 ALAN TECHER
RACE 1:3位
RACE 2:2位
FIM CEV レプソル Moto2ヨーロッパ選手権、シリーズ2戦目もMotoGPが開催されているモーターランドアラゴン。予選、決勝と天気に恵まれドライコンディションで行われた。
公式予選
土曜日に行われた公式予選。1回目の走行では、セッション序盤に転倒を喫し、マシンが大破してしまう。その時点で計測は2周のみでポジションは10番手だった。
そして2回目までに懸命の作業で何とかマシンを修復。それに応えるようにアランは、好タイムをマークするが、再び転倒。大きなケガはなく、タイムを出した後の転倒だったことが不幸中の幸いだった。
レース1
強い風が吹く中行われたレース1。フロントロウ予選3番手グリッドからスタートしたアランは、序盤からトップに立つなど積極的な走りを見せる。トップグループは、4台が形成し、ポジションを入れかえながら周回を重ねていった。
しかしスティーブン選手がトップに立つと、ジリジリとリードを広げて行った。アランは、長島選手、フェルナンデス選手と三つ巴のバトルを繰り広げる。
集団のトップを走っていたが残り2周というところで前日の転倒の影響でインにつけず4番手に落ちてしまうが、すぐにフェルナンデス選手をかわし3番手に上がると、ラストラップには長島選手の背後に迫った。
最終コーナーを立ち上がり並びかけるが、2位に0秒053差の3位でゴールした。
レース2
レース2も好スタートを見せ1コーナーを2番手でクリアすると、すぐにトップに立つ。
しかし、その直後のバックストレートで多重クラッシュが発生。マシンが炎上し、すぐに赤旗が提示される。
レースは15周から10周に短縮され、再スタートが切られた。
2度目のスタートも2番手で1コーナーに入って行くとトップのスティーブン選手を追う。序盤は6台がトップグループを形成。終盤になるとスティーブン選手が逃げ、アランは必死に、そのテールを追い、背後に長島選手が迫ってくる。
何とか勝負を仕掛けたいアランだったが、そのまま2位でゴール。トップとの差は、僅かだった。
アラン・テシェ コメント
「予選で2度も大きな転倒をしてしまいマシンを大破させてしまいました。チームの皆さんが懸命に修復してくださったおかげで無事に2レースとも戦うことができました。本当にありがとうございます。
今回も表彰台に上がることができたのは、チームを始め、家族や友人、応援してくださるファンの皆さんのおかげです。重ね重ね感謝いたします。次回こそ勝てるように全力で臨みます。
手島雄介監督コメント
「今回もNTS様、Honda様、Webike様、MSK様を始め、多くのサポートを頂いてるスポンサー様に感謝申し上げます。
アラゴンラウンドは、シリーズの中でもとても難しいコースの一つで、チャンピオンシップ、マシン開発を含め貴重なレースでした。
初日から2回も転倒があり厳しいスタートでしたが、終わってみれば開幕戦から連続表彰台獲得と、逆にライダー、チーム共に得たものは大きかったレースでした。
すぐにカタルニアラウンドがありますが、今回の経験を力に変え邁進します。次回もよろしくお願いいたします。
この記事にいいねする