■大会名
2016 アジアロードレース選手権第2戦

■開催日
[予選・決勝レース1]2016年5月7日(土)
[決勝レース2]2016年5月8日(日)

■開催場所
タイ・チャンインターナショナルサーキット

■ライダー/レース結果
SS600クラス
#71 小山知良 予選:3番手 / レース1:優勝 / レース2:4位
#77 羽田大河 予選:9番手 / レース1:5位 / レース2:10位
#69 シャンカー・サラス・クマール 予選:NO TIME / レース:DNS

ASIA PRODUCTION 250ccクラス
#20 檜山拓実 予選:23番手 / レース1:DNS / レース2:19位

UNDERBONE 130ccクラス
#63 アミール・アリフ・ムサ 予選:P.P / レース1:5位 / レース2:6位
#20 アジー・ハケム・アヌア 予選:9番手 レース1:11位 レース2:10位
#95 ブイ・ドイ・ホン 予選:12番手 レース1:12位 レース2:12位

 

 

アジアロードレース選手権(ARRC)シリーズ第2戦の舞台は、タイ・チャンインターナショナルサーキット。2014年にオープンしたばかりのサーキットはコース幅が広く、勝負どころが多いだけに、毎回激戦が繰り広げられている。

エースの小山は何度も表彰台に上がっており、そのコース特性を把握していることもあり、開幕戦マレーシアを終えた後に、マシンセットの方向性をミーティングして決めてからレースウイークに入った。走り始めからいい手応えがあり、コンディションに合わせてアジャストして行く。

タイは今の時期が一番暑く、気温は40度、路面温度は60度を超える猛暑。路面も汚れがあり、いい状態ではなかったが、小山は着実にマシンセットを詰め、羽田もセッション毎にタイムを縮めて行った。

公式予選

公式予選では、小山が1分39秒887をマークし3番手。羽田はセッション終盤に転倒を喫するものの1分40秒432で9番手となった。

また、今回よりチームに加わったシャンカー・サラス・クマールは、一カ月前にモトクロストレーニング中に足を痛めており、状態が思わしくないためレースをキャンセルした。

レース1

そして迎えたレース1。小山は、2番手で1コーナーをクリアすると4コーナーでザクワン選手をかわしトップに浮上する。小山は、そのままレースをリード。ザクワン選手も何度かブレーキングで勝負を仕掛けてくるが、小山は、すぐに抜き返して前に出て行く強い走りでトップをキープ。

レース終盤になっても、その走りは変わらず、そのままゴール。念願のアジア初優勝を達成した。

 
2016 ARRC Rd2 Thailand - Koyama Takes First Win in SS600

レース2

レース2は、序盤に接触があり大きく遅れてしまう。追い上げては、コースアウトするという展開を2度繰り返し、トップ争いには加われなかったものの、レース終盤に周りがペースを落とす中、小山はペースアップ。最終ラップにファステストラップをマークする走りで4位でゴールした。

羽田はレース1を9位、レース2を8位と両レースでシングルフィニッシュを果たすものの課題の残るレースとなった。

小山知良コメント

レース1は思惑通りのレース運びができました。シーズン序盤に勝ちたいと思っていたので、勝つことができてよかったです。一緒に戦ってきたチーム、そして応援してくれた、すべての方に感謝いたします。

レース2は、勝つことはできませんでしたが、最終ラップにファステストラップを出せましたしポジティブな面もありました。次回の鈴鹿ラウンドでも、いい走りができるように全力を尽くします。

羽田太河コメント

今回はウイーク通して納得のいくものになりませんでした。予選では残り5分のところで転倒…。さらにレース1ではスタートに失敗し、最下位まで落ちてしまい追い上げのレースになってしまい9位。レース2では自分の力不足により前の集団に離されてしまい8位。

次戦の鈴鹿ではもっともっと自分に力を付けて挑みたいと思うのでこれからも応援よろしくお願いいたします。

手島雄介監督コメント

チームを結成してからNTS様、Honda様、Webike様、MSK様を始め多くのスポンサー様や関係者に支えられ、ついに優勝の報告ができることを感謝いたします。ライダー小山、チームスタッフの努力の賜物だと思います。

この勝利に満足することなく、大きな課題が見えたレースでもあるので、次戦の鈴鹿ラウンドに向けて、さらなる準備を行いライダーをバックアップして行きたいと思っています。

 

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