■大会名
2016 FIM CEV レプソル Moto2ヨーロッパ選手権第1戦バレンシア

■開催日
[予選]2016年4月16日(土)
[決勝]2016年4月17日(日)

■開催場所
マレーシア・ジョホールサーキット

■チーム/ライダー/レース結果
NTS T.Pro Project #89 ALAN TECHER
予選:4番手(1分36秒958)
決勝:RACE 1⇒3位 RACE 2⇒2位

全日本ロードレース選手権J-GP2クラスに2シーズン参戦し、2016年シーズンは、いよいよFIM CEV レプソル Moto2ヨーロッパ選手権にチャレンジを開始。

昨年末に小山知良と、今シーズンのメインライダーとなるアラン・テシェがテストを行い、マシンのいい部分と改善点を確認。NTSで開発を進め、開幕前の合同テストにニューシャーシを持ち込むとトップタイムをマーク。去年モデルとの比較も行い、着実な進化を確認。いい流れのまま開幕戦バレンシアのレースウイークに入って行った。

予選

予選1回目は、1分36秒958をマークし4番手とポジションは悪くない。2回目のセッションでは、1分36秒965と1回目のタイムを上回ることができなかったが、同じく2回目にタイムを更新したライダーは少なかったため総合のポジションは4番手と変わらなかった。

レース1

レースウイークを通じてバレンシアの太陽がアスファルトに注ぐいい天気に恵まれた開幕戦。19周で争われたレース1。2列目から、まずまずのスタートを見せたアランだったが、いきなり目の前で長島選手が転倒。軽い接触があったが問題はなく、4番手でオープニングラップを終える。

トップの選手が逃げる中、2位争いを展開。7周目には、前を走っていたレミー選手が転倒。これで3番手に上がったアランは、そのまま単独走行となり3位でチェッカー。NH6初戦にして表彰台を獲得した。

レース2

レース2も、オープニングラップを4番手で終えると、トップを走っていたエリック選手が転倒し3番手に浮上。レミー選手を先頭に、スティーブン選手、そしてアランの3台によるトップ争いとなる。10周目にスティーブン選手がトップに立つと、すかさずアランもレミー選手をかわして2番手に上がるが、その差を詰めることができないでいた。

それでも2位でゴールし、レース2も表彰台に上がる結果となった。

アラン・テシェ コメント

レース1は、スタート直後に長島選手が目の前で転倒し、接触があったので、その影響がないことを確認してからプッシュして行きました。トップとは差がついていましたが、3番手をキープしてゴールすることが重要だと切り換えて走りました。

レース2は、エリック選手が転倒してからは、スティーブン選手を追いましたがギャップがあったので2位でゴールすることを優先しました。初戦で表彰台に上がれたことをチームとニューマシンを用意してくれたNTSに感謝したいです。3位、2位と来たので次のレースは勝ちたいです。

手島雄介監督 コメント

NTS T.Pro Projectを支えていただいているスポンサーの皆さんを始め、2年前にNH6が産声を上げたときから関わってくれているメカニック、スタッフ、そしてライダーの小山、岩田、NTSの皆さんに感謝いたします。

CEV初戦で3位・2位という結果を残すことができましたが、この結果に満足することなく優勝を目指して努力していく所存です。今シーズンもご協力をお願い申し上げます。

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