■大会名(Competition) : International Stunt Contest
■日付(Date) : 10/23-24
■場所(Location) : モロッコ カサブランカ(Morocco Casablanca)
■予選 : 4位 (Qualifying : 4th)
■決勝 : 3位入賞 (Final : 3rd Winning a prize)
今回小川選手が参戦したインターナショナル・スタントコンテストは、DADA's Bike が主催するアフリカ最大のスタントライディングの大会。主催地はモロッコのカサブランカですが、ヨーロッパ、アフリカ、アジア地域よりトップ選手を10名選出し行われる国際的な選抜戦で非常にハイレベルな国際大会です。
イベント会場はモロッコモールと呼ばれる、カサブランカ最大のショッピングモールの駐車場に特設会場を設置し行われました。会場にはヤマハ、BMW、ハーレーなどの車両メーカーやオイルメーカーなどが出店し会場を彩り、イベント開催中はツーリングの目的地として多くのライダーが集まり、ものすごい台数でパレードのような状態で会場に現れました。
車種は主に日本の4メーカーが多く、そのほかBMWやハーレーなども見受けられます。モロッコでは海外のビッグバイクは非常に高価な乗り物。そのため、そういった車両でバイクのパフォーマンスをすることは、彼らにとっては特別で、かなりの集客力でした。会場にはたくさんの観客が訪れ、土日と二日間にわたって賑わいました。今大会で4回目の開催となるモロッコ大会。小川選手はアジアの代表として選出され、今季で二度目の参戦となります。
そんな小川選手からモロッコ大会の参戦報告が届きました。
=小川裕之選手コメント=
■予選
開催地のカサブランカへの到着が前日であり、さらに会場が設営中だったため、練習をすることはできなかった。また予選当日も午前中まで設営作業は続き、予選前の3分だけの練習で予選へ臨むという非常に厳しい条件の戦いとなった。
予選の走りは、マシンのコンディションや演技の構成を確認するので精いっぱいだった。そのため、多くのミスと転倒が目立ってしまったが予想に反して4位で予選通過となる。この時点で2位までは1ポイント差と射程圏内で、十分に表彰台を狙えるポジションを獲得。
■決勝
決勝は今期の中でも非常に良い走りが出来た。調整日が非常に少なく、限られた時間の中としては、評価の出来る走りだったと思っています。バニーホップ、高速スピン、フラミンゴストッピーなどほとんどの技が予定通りにきめることが出来た。今季5戦目の大会参戦でやっと理想の走りが出来た。結果は、3位表彰台獲得と国際大会で表彰台を得ることができた。
■総括
今回の大会を終えて、ポーランド、イギリス、イタリア、フランス、モロッコと5戦に渡っての海外への挑戦が終了しました。今年は、かなり多くの海外遠征をおこない、最後の大会でなんとか表彰台を獲得することができました。この結果は本当に嬉しく思います。しかし、課題としては、ショーでも台湾やベトナムなどを訪れることがあり、日本で、かつ自分のバイクで練習がしっかりと出来ない状態が長く続いてしまっていることが大きな問題です。
来季ももちろん、本場ヨーロッパへのチャレンジは続けますが、遠征の回数については少し減らして、練習をする時間をより確保し、1位2位を獲得できるようさらなるスキルアップをしていきたいと思います。一年間の多大なる応援本当に有難うございました。皆様の応援なしには今シーズンを乗り切ることは不可能でした。有難うございます。
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