■大会名称:22015 アジアロードレース選手権第4戦タイ
■開催場所:タイ王国 チャンインターナショナルサーキット
■開催日時:8月29日(土)公式予選・レース1  8月30日(日)レース2

■開催クラス/ライダー/結果
・SS600
#71 小山知良 予選:2番手 レース1:3位 レース2:2位
#93 羽田太河 予選:11番手 レース1:12位 レース2:6位

・ASIA PRODUCTION 250cc
#20 アズロイ・ハケム・アヌア 予選:22番手 レース1:19位 レース2:21位

・UNDERBONE 130cc
#63 アミール・アリフ・ムサ 予選:10番手 レース1:11位 レース2:6位
#21 サシサレン・スクラマン 予選:12番手 レース1:DNF レース2:5位
#70 高橋直樹 予選:16番手 レース1:DNF レース2:12位

 
ランキングトップに躍り出た第3戦鈴鹿ラウンドから鈴鹿8耐、そして全日本第5戦MOTEGI2&4の翌週にアジアロードレース選手権第4戦タイが開催された。昨年、できたばかりのチャンインターナショナルサーキットは、小山にとっては相性のいいコース。現地入りした日は、まだ雨期ということもあり雨が降っていたが、金曜から日曜までは雨は降らず、全セッション、ドライコンディションで行われた。

小山は、まず去年のデータをベースにスタートし、フィーリングを確かめると、フリープラクティス3でアジャストするが、今ひとつ接地感がよくない。昨年は、オープンしたばかりで路面のグリップが高かったが、今年は、そのときよりグリップが落ちていたことも要因だった。

土曜日の予選を前に大きくセットを変更。それがいい方向に行きセッション最後にタイムアタックに入ると1分40秒174をマーク。予選は2番手につけフロントロウからスタートすることになった。一方、600ccで初めてチャンインターナショナルサーキットを走る羽田も1分40秒台に入れ11番手とまずまずのポジションにつけた。

 

レース1は、鈴鹿に続き土曜日に行われた。小山は、好スター トを見せホールショットを奪うが、その先のストレートでかわされ2番手に後退。その後、激しい2位争いを繰り広げるが1台が逃げ、小山も単独3番手となると、そのまま3位でゴール。羽田は、12位でチェッカーフラッグを受けた。

 
レース2でも小山はホールショットを奪うが、高橋選手、ラタポン選手が前に出て行く。その後方で芳賀選手、ユディスティラ選手などと3番手争いを繰り広げる。その後、トップを走っていたラタポン選手が転倒し、2番手争いは、小山とユディスティラ選手の一騎打ちとなる。ストレートで抜かれても、安定したハードブレーキングを見せる小山は、最終ラップまでもつれ込んだバトルを制し2位でチェッカーフラッグを受けた。ランキングでは2番手に後退したが、課題が見えたレース。残り2戦4レースで逆転を目指す。また、レース2では、羽田も健闘し自己最高位となる6位でゴールした。
 
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■小山知良コメント
「レース1は高橋選手を追いたかったけれど集団に飲まれてしまった。集団を抜け出してからは高橋選手と変わらないペースで走れていました。レース2も同じような展開になりましたが、現状ではベストを尽くせたと思っています。次戦のカタールで巻き返せるように、チーム一丸となって臨みたいですね。優勝目指して全力で走ります」

■羽田太河コメント
「今回も初めて600で走るサーキットでしたが、レースウイークを通して、いい流れで走ることができました。これもバックアップしてくれた手島監督を始め、チームの皆さんのおかげです。このいい流れのまま、次回のカタールに挑み、さらに上のポジションを目指して行きたいと思っています。次戦も頑張りますので、応援よろしくお願いいたします」

■手島雄介コメント
「今回もNTS様、ホンダ様、webike様、MSK様初め、多くのご支援ご協力頂きましたスポンサー各位様、ありがとうございました。昨年のタイ大会のイメージは非常によく、とにかく小山の初優勝を強く意識してチーム一丸となってサーキット入りしました。シリーズを考えても非常に重要なレースだった為にスタートから、とにかく攻めのレースを意識し、小山は展開してくれましたが、あと一歩届きませんでした。羽田もようやく600のライダーの仲間入りしたレースをしました。次のカタールに向けて、更に強い気持ちで邁進するのみです。今後も応援の程よろしくお願いいたします」
 
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