■大会名:
2015 MFJ全日本ロードレース選手権シリーズ 第5戦
2015 MOTEGI 2&4 RACE

■開催場所:
栃木県・ツインリンクもてぎ(1周=4.801379km)

■開催日:
2015年8月22日(土)公式予選 天候:晴れ コース:ドライ
2015年8月23日(日)決勝 天候:曇り コース:ウェット

■観客動員数:
26,000人(2日間合計)

■カテゴリ:J-GP2クラス
#10 岩田 悟
#36 亀井 駿

 
全日本ロードレース選手権は、シリーズ5戦目を迎え、ツインリンクもてぎ2&4レースから後半戦に入る。今回は、スーパーフォーミュラと併催で行われたこともあり、タイヤラバーの影響と高温という決していい路面状況ではない中で行われた。合同テストは、なく、8月上旬にツインリンクもてぎのスポーツ走行でテストを行った。このときは、岩田はもちろん、チームオーナーの手島も岩田と同じタイムで走り、マシンの方向性を確認。後はレースウイークのコンディションに合わせてアジャストして行く予定だった。

しかし、実際にレースウイークに入ると、思うようにタイムを出せないでいた。初日は1分55秒031がベストタイムで7番手と、今ひとつの状態。亀井は、1本目に転倒を喫し、ツインリンクもてぎを攻略できずにいた。

35分1セッションで行われた公式予選。岩田はセッション中盤に1分54秒台に突入する1分54秒883をマークするとピットに戻りタイヤを交換し、最後のアタックに入って行く。しかし、うまくクリアラップを取ることができずにタイムを更新できない。2列目までに並んでおきたかったが、まさかの8番手と悔しい予選結果になってしまう。亀井は自己ベストを更新するものの18番手と、こちらも不本意な結果だった。

決勝レースは、22周というJ-GP2クラスでは最も長い距離で争われる予定だったが、直前に雨が降ってきてしまいウェット宣言が出される。このため周回数は17周に短縮して行われることになる。急きょ足回りをウェットに変更し、グリッドに向かった。レースが始まるころに雨はほぼ止んでいたが路面はフルウェットだった。レースがスタートすると水しぶきを上げながら一斉に1コーナーを目指す。岩田は好スタートを切り、1コーナーで4番手に浮上。オープニングラップは、そのままの順位で戻って来るが、2周目の4コーナーで痛恨のコースアウトを喫してしまう。大きく順位を下げ3周を終えた時点で14番手となっていた。そこからポジションを上げていたところ6周目の5コーナーで転倒車がコースに残ってしまったためレッドフラッグが提示されレースは中断。

残り8周で再スタートが切られると、またも好スタートを決めた岩田は4番手に浮上。一時は6番手に下がるが、1台抜き返し5番手につけると最終ラップにトップ争いでアクシデントがあり1台が転倒。一つポジションを上げ4位でゴール。さらにトップでゴールしたライダーが失格となりリザルトは3位となった。

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岩田悟 (予選:8番手(1'54"883) 決勝:3位)
「レース内容は、決してよくありませんでしたし“耐えのレース”でした。それでも最初のパートでコースアウトしてしまったことから、赤旗に救われたのも事実です。そんな中、結果的に3位というリザルトが獲れたのは、チームのおかげです。次回は、攻めのレースができるように、しっかりマシンを仕上げたいです」

 
亀井駿 (予選:21番手(1'58"245) 決勝:DNF)
「今回のレースは初日からうまく噛み合わず焦ってしまい転倒という最悪の結果でした。もっと冷静になればこのようなことにはならなかったことなので落ち着いてレース運びをできるように心がけて次戦に挑みたいと思います」

 
小山知良監督コメント
「事前テストからの流れで、レースウイークにマシンを持ち込み、フリー、予選とセットアップを進めましたが、決勝は雨が降ってしまいセットが生きない中で、ライダー、チーム共々最低限の結果は出せました。次戦は、もっと攻めたレースができるよう努めたいと思います。今回も応援ありがとうございました」

 
手島雄介代表コメント
「今大会も、NTS様、ホンダ様、Webike様、MSK様初め、多くのご支援ご協力を頂きましたスポンサー各位様、本当にありがとうございました。後半戦スタート一つ目の大会でもあった今回は、シリーズに対し重要な大会でした。天気が不安定で非常に難しいコンディションで荒れたレースでしたが、赤旗に助けられた形で3位を獲得できたのは、ライダー、スタッフの頑張りです。亀井も、レインでの順応性の高さを確認でき、課題が見えた大会になったと思います。常に表彰台圏内に絡みレースをできているのはNH6の理解度が上がって来ていることだと思います。次戦の筑波はテストも好調でしたので期待できます。今後も応援の程よろしくお願いいたします」
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