■大会名:2015 筑波ロードレース選手権シリーズ第2戦
■カテゴリ:J-GP2 / ST600 / ST250 / S80
■開催日:6月6日(土)
■開催場所:筑波サーキット
2015年6月6日(土)、筑波サーキットで筑波ロードレース選手権シリーズ第2戦が開催。Webikeチームノリックヤマハからは、岡本裕生選手がST600クラスとJ-GP2クラスに、中原美海選手がST250クラスに、阿部恵斗選手がS80クラスに出場しました。
600ccクラスに順応するため、ST600とJ-GP2にダブルエントリーで臨んだ岡本裕生選手。今大会では予選、決勝ともに好天に恵まれました。予選ではマシンの問題を含め両クラスとも上手くペースを掴めず、ST600を6位、J-GP2を7位で終え決勝へ臨みました。
はじめに迎えたST600の決勝ではスタートから1コーナーにかけて一気に2位まで上がる走りを見せ、優勝への期待が高まりましたが、その後はバイクと上手く噛み合わず、前の車両の転倒を経て2位でのフィニッシュとなりました。
続いて迎えた1000ccマシン混走のJ-GP2決勝。ここでもスタートで一気に3位まで上がりましたが、その後は調子を上げることができず4位でフィニッシュ。最終結果では3位入賞となりました。
自身の感覚がタイムに繋がらず、優勝を狙っていた岡本選手にとっては悔しい結果となりました。
中原美海選手が出場したST250クラスの予選は雨の影響がやや残る路面コンディションの中行われ、レインタイヤを選択するチームが多い中、ドライタイヤで臨んだ中原選手は積極的な走りを見せ、トップと0.6秒差の5位で予選を終えました。
決勝では、空は曇りながらも路面はドライコンディション。中原選手は好スタートを切ることに成功し期待が高まりましたが、1コーナーで先頭3台に弾かれ9番手に後退。その後は前に喰らいつき7位まで持ち直してフィニッシュとなりました。
春の練習走行で骨折してしまい、しばらくリハビリに励んでいた阿部恵斗選手。今回は久しぶりのレース復帰で、S80クラスに出場です。
S80は市販レーサーのアルミフレームにモトクロスレーサーのエンジンを搭載し、スリックタイヤを使用するクラスで、ロードレースの登竜門とも呼べるクラス。
阿部選手は予選11位、決勝9位で復帰戦を無事に完走。今後のさらなる飛躍に期待です。
次戦は、6月14日(日)に開催されるSUGOロードレースシリーズ第2戦、ST600クラスに岡本裕生選手が出場します。ファンの皆様の温かいご声援を次戦もよろしくお願いいたします!
岡本 裕生
= 岡本裕生選手コメント =
前日の練習走行では、第1戦以来のドライでの走行で、調子を掴むことが出来ず、また、マシンにも問題が出てしまい思う存分走ることが出来ませんでした。
今回も少しでも600ccクラスに順応するために、ST600とGP2にWエントリーで臨みました。
ST600の予選では、前日のマシンの問題は解決したのですが、違う問題が出てしまい、上手くペースを掴めず6位で終わってしまいました。
GP2の予選では、自分の中では乗れている感じでしたが、タイムに繋がらず7位でした。
ST600の決勝。
予選が悪かったせいか、今までにないくらい緊張していました。
スタートは普通でしたが、1コーナーで2位まで上がりました。
そこから、トップにじわじわと離されてしまい、第2ヘアピンでブレーキングをミスしてしまい3位。
必死でついて行こうとしましたが、バイクと上手く噛み合わずそのまま離されてしまい、ラップタイムも1分を切ることができず、トップが最終コーナーで転倒、結果2位でゴールでした。
休む間もなくTC-Formula/JSB1000/J-GP2の決勝。J-GP2はJSB1000といった1000ccと混走で、出走18台中16台が1000ccという中でのレースです。J-GP2のエントリーは1台だけなので、他の1000ccといかに競り合うかでした。
スタートで上手く前に出れて3位までジャンプアップしましたが、2台の1000ccにバックストレートで前に出られてしまいました。
1コーナーで前の1台が転んでしまい、そこから単独で走りましたが前に追いつかず4位でゴール。最終結果は3位でした。
自分は乗れていたのですが、タイムに繋がらず、自分のセッティング能力の無さがわかり、本当に情けない気持ちと悔しい気持ちしか出てこないです。
すぐ来週は菅生なので、気を取直して次こそ優勝目指し頑張ります!
今回も、チームの皆様。沢山のスポンサー様。応援して下さった皆様。
ありがとうございました!
中原 美海
= 中原美海選手コメント =
レース前の練習走行は、2本走ることができ1分8秒前半で走行が出来ました。
土曜日予選は明け方まで雨が残っていましたが、私はこの路面ならドライ用のタイヤで行けると思い、昨日練習で使用したドライタイヤで予選に望みました。他のチームは レインタイヤを選択していましたが、逆にチャンスと思いどんどんペースアップしました。セミウェットのコンディションでタイムは1分10秒874、トップとコンマ6秒差でグリッドは5番グリッドです。
決勝はドライコンディション。スタートは良く決まりましたが、1コーナーで先頭3台に弾かれて順位を9番手に落としました。
2周目くらいの時に前のライダーが1ヘアでオーバーランしたので、そこで抜き8位に上がりました。
残り4周くらいの時に前のライダーに追いつき、そのままスリップに付いてストレートでギリギリ抜くことが出来てそのまま最終コーナーに入り7位。
後半はこのままの順位でゴールしました。
レース結果としては、予選5位、決勝7位でベストタイムが1分8秒.680。
今回の反省点はスタート直後の1コーナーの進入でのライン取りが甘く、次回は弾かれない位良い位置で進入したいと思います。
次のレースは、6月末の菅生ロードレースです。菅生のレースは初めて出ますが、表彰台狙って頑張りますので応援よろしくお願いします。
サポートの皆様、応援して下さった皆様、そしてチームの皆様ありがとうございました。
webikeチームノリックヤマハ
#81 ST250クラス 中原美海
阿部 恵斗
= 阿部恵斗選手コメント =
筑波ロードレース選手権
第2戦 S80クラス
予選では、前日の練習走行よりもタイムを上げることが出来て、1分7秒565で自己ベストタイムを更新することが出来ましたが、結果として20台中11位で終わってしまいました。
トップタイムは1分4秒850と3秒ほどの開きがあります。
決勝では、スタートはタイミングはよかったのですがクラッチの操作を失敗してしまい、後方まで順位を落としてしまいました。
ぼくは、焦る気持ちをおさえ前のバイクを抜くことだけを考えて走りました。
結果、9位でチェッカーを受ける事になりました。
次のレースでは、今回ダメだったスタートなどを練習して次のレースに挑みますので、応援よろしくお願いします。
最後にチームのみなさま、スポンサーや応援してくださったみなさま本当にありがとうございました。
ウェビックチームノリック
阿部 恵斗
photo by Ishizaki Nobuki
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