
■大会名:全日本ロード選手権第2戦
■カテゴリ:J-GP2
■開催日:合同走行/4月25日公式予選/4月26日決勝
■開催場所:オートポリスサーキット(大分県)
■コース:ドライ
2015年4月25・26日、オートポリスで全日本ロードレース選手権第2戦が開催されました。Webikeチームノリックヤマハの上和田拓海選手にとって全日本選手権のデビューレースとなります。
マシンは2013年に野左根航汰選手が年間チャンピオンを獲得した、YZW-N6(ヤマハYZF-R6ベース)をさらに改良。サスペンション、ガソリンタンク形状を変更し、マシンの性能も高まっています。
J-GP2クラスは、2014年よりモトGP世界選手権Moto2クラスで活躍していた高橋裕紀選手が参戦。各チームのJ-GP2参戦マシンの開発も進んだことで、ラップタイムが上がり、よりハイレベルなレースが展開されるようになってきました。
上和田選手はオートポリスでのレースはもちろん初めて。スリックタイヤでの走行もまだまだ経験が足りませんが「6位入賞を目指します!」と全日本選手権がスタート。
好天に恵まれた予選、上和田拓海選手は11位。高橋選手、関口選手らベテラン勢とは2秒以上の差がついてしまいました。
決勝では、予選に続いて高橋選手が独走。後方で3台による激しい2位争いが展開。上和田選手は6位争いを渥美選手、岩崎選手と繰り広げる形となりました。
レース終盤、上和田選手は8位まで順位を落としましたが、
ファイナルラップに渥美選手を抜き、見事6位でフィニッシュ。全日本選手権デビューレースを6位15ポイント獲得で終了しました。
次戦は5月30、31日ツインリンクもてぎで開催されます。ファンの皆様の温かいご声援を次戦もよろしくお願いいたします!
上和田 拓海
=上和田拓海選手コメント=
今回のオートポリスは初めてのサーキットで、まず事前テストでコースに慣れる為、とにかく走り込む事に重点を置いて走行しました。事前テストでは2日間の内、初日はドライでしたが、2日目は天候が悪く、雨の中の走行となってしまいました。
ドライコンディションでの練習が十分では無いままレースウィークに入る事になってしまいましたが、しっかりとイメージトレーニングでコースを頭に入れてウィークに入りました。金曜日の前日練習走行でも、とにかく走り込み、徐々にタイムは上げていくことができました。
土曜日の予選では自己ベストは出たものの、順位は11番手、上位とのタイム差はとても大きなものでした。
そして日曜日の決勝、予選のイメージは取り除き、自分の中でとにかく強い気持ちで走る!!という気持ちでのぞみました。
決勝レース、スタートはあまり上手く決まらなかったのですが、1コーナー進入でイン側から飛び込み9番手辺りまで上がる事ができました。その後一台をパスして、前は少し離れていたのですが、後ろは何も考えず、前だけを見て全力でプッシュしました。とにかく必死に走り、10周過ぎた辺りで前に追いつく事ができ、3台での6位争いになり、抜き抜かれつの展開が何度もありました。
その辺りから「絶対にこの集団のトップでゴールする!」と言う強い気持ちに変わり、残り3周で8番手まで順位を落としましたが、最終ラップで6番手をパスして、なんとか6位でチェッカーを受けました。正直、無我夢中すぎて、レース展開をあまり覚えていないくらい必死でした。
今回、初めて走るサーキットで、初めての全日本レースという事もあり、今までに無いくらいに緊張しました。しかし6位入賞という結果に、少しではありますが自分に自信が持てたと思います。さらに、レースでの競り合いのバトルというのを今まで経験した事が無かったので、先輩ライダーの方々からたくさん学ぶものがあり、とても勉強になり、何より本当に楽しかったです。
この結果にはもちろん満足はしていません。次戦からはしっかりと上位争いが出来るよう、さらにトレーニングを重ね、努力していきたいと思います!今回もチームの皆様をはじめ、スポンサー様や、ファンの皆様たくさんのサポートと応援、本当にありがとうございました!!次戦も頑張ります!
Race photo ishizaki nobuki,komai Toshiyuki
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【Webike Team Norick YAMAHA】全日本ロード選手権 第2戦
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