転倒事故から8週間しか経過しておらず、長島選手がMoto2マシンでのライディングに再び調子を合わせていくのは時間を必要とするかもしれません。怪我は思いのほかライディングに影響しており、明日の決勝レースに向けては、その前に行われるウォームアップの時間を使ってできるだけ楽に乗り、フィーリングを改善できるようにする予定です。

この日の予選もトップの20人のライダーが1秒以内にひしめき合う混戦となりました。今季チャンピオンが決定しているエステベ・ラバットがポールポジションを獲得し、ヨハン・ザルコが2番手、フランコ・モルビデッリが3番手となりました。

長島哲太:ライダー
「怪我から2ヶ月が経っていますが、当初思っていたよりも体の状況がよくありません。実際のところ、きょうは最初から身体的に苦しく、昨日はFP2で自己のベストタイムを出すことができましたが、不満が残るものとなっています。

自分のリズムとMoto2マシンに合ったライディングスタイルを見つけ出す必要があります。それを見つけることが明日の決勝レースでの目標です。明日の午前はウォームアップの時間を使い、今シーズン最後となるレースを完走できるよう自分のライディングとコンディションに合った一番楽に乗れるセッティングを見つけ出す予定です」

スペインGP バレンシア、リカルド・トルモ・サーキット予選結果
1:エステベ・ラバット 1:35.199s
2:ヨハン・ザルコ +0.043s
3:フランコ・モルビデッリ +0.221s
4:トーマス・ルティ +0.333s
5:ハビエル・シメオン +0.367s

35: 長島哲太 +3.127s

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