マレーシアGPの初日のプラクティス走行に臨んだTeluru Team JiR Webikeでしたが、セッション中に天候が大きく変わったために思うような改善ができなかった一日となりました。

コンディションは午前中は暖かでドライだったものの、午後になって強い雨が降り、全てのライダーとチームを悩ませました。NTS製シャシーの新しいNH6マシンを使うTeluru Team JiR Webikeにとっては、このサーキットに関するデータがないために一層難しいものとなりました。

小山知良選手はデータを集めて、明日の予選に向けてマシンの変更をするためにベストを尽くしましたが、他の選手と同じように再び路面が乾いていくコンディションの中で思うような改善をすることができませんでした。この日のセッションでは今季のポイントリーダーであるエステベ・ラバットがファステストタイムを記録しました。

小山知良選手
「午前中は晴れていたので非常によい出だしを切ることができましたが、午後に試したサスペンションのセッティングがうまく行かず、激しい雨もあってさらに難しい状況となりました。路面はすぐに乾き始めましたが、ところどころウェットのところも残り、多くのライダーが変化の多いコンディションのリスクを避けるためにピットに留まっていました。私たちにとってはできるだけ多く周回を重ねてこのサーキットにあったセッティングを見つけることが重要ですが、ほんの僅かしか回れなかったのはとても残念です。ですが、少なくとも午後に試した方向性が間違いであることだけは確認することができました。明日の午前は逆の方向性を試してみるつもりですが、それがうまくいくと自信を持っています。

日曜は私にとって今年のMoto2参戦の最後のレースとなりますので、明日は2つのセッションを完全にドライのコンディションでやりきって、NH6のベストなセッティングを見つけたいと思っています」

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