
チームJiRは、来シーズンもMoto2クラスでの戦いを続けるために新たな挑戦をすることとなりました。
チームは2010年にMoto2クラスにデビューをして以来、このミドルクラスのカテゴリでの参戦を続け、数々の勝利とポディウムを獲得してきました。この間、日本のシャシーメーカーであるTSRとも組み、トップクラスのライダーとこれからを担う新人ライダーを起用してきました。来年のシーズンに向けてはチームは再び若いライダーを起用するという方針で、すでに実績も出しているスイス人のランディ・クルメンナッハ選手を来シーズンのライダーとして決定しました。
ジャンルカ モンティロンチーム代表
「このプロジェクトはまだ24歳というランディを起用するという野心的なことを決定しましたが、我々にはこの4年間のMoto2の経験があり、プロフェッショナルな組織と彼のようなよいライダーを組み合わせることでよい結果を出すという目標を追求します。我々は彼をトップに連れて行くために最大限の努力をするという約束のもと、JiRのファミリーに暖かく迎えたいと思います。
年を重ねるごとに我々はパートナーからの信頼も得ていますが、MotoGPでのレースを続けるということは、若い世代のライダーの将来のための強固な基盤を提供することでもあります。
2015年の技術的なことについて言えば、最終戦の後にテストのための十分な時間を取り、我々の将来にとって最善となる決定をしたいと思っています。ランディを得て、JiRは再びトップに返り咲きたいと願っています」
ランディ・クルメンナッハ選手
「Moto2クラスに留まることができて非常にうれしいです。しかし、将来について考える前に、今年のシーズンはまだ2つのレースを残しています。来季をポジティブな気持ちで始めるためにも、今の私の目標は今シーズンを最もよい形で締めくくることです。
とは言え、バレンシアでの最終戦のすぐ後にスペインでのテストが2つ予定されています。テストは、新しいマシンやチームを知るよい機会になるはずです。また、このテストは来季のパーツ等を選択するための判断基盤にもなります。
このチームに入った直後から非常に重要なタスクに関わることとなりますが、それを誇りに思っていますし、マシン開発の重要な部分を担うための新たなモチベーションも生まれてきます。2015年を最善の形で迎える準備を完了するためにも、これからの冬の数ヶ月間を忙しく過ごすことを楽しみにしています。
スポンサーとして長きにわたって支援してくれているパートナーや私の能力を信頼して、成長する機会を与えてくれたチーム代表のモンティロン氏を含む全ての皆さまに感謝の意を伝えたいと思います」
※写真は今季オーストラリアGPでのOcto IodaRacing Team所属のクルメンナッハ選手。
http://www.motogp.com/より
この記事にいいねする