
アメリカ人ライダーのケニー・ノエス選手は、この日のTeluru team JiR WebikeのMoto2マシンでベストタイムを大きく縮めることができました。
ノエス選手は午前のフリー走行でベストタイムを0.5秒縮めますが、午後の予選のセッションは気温が上がったためにこのタイムに近づけることができずフラストレーションが溜まるものとなりました。それでも、ノエス選手がスペイン選手権で普段乗っている市販車ベースのノーマルのカワサキのマシンとは非常に多くの点で異なることから、チームのプロトタイプのMoto2マシンに慣れるための時間を多く取れたことは重要なことでした。
今季のポイントリーダーのエステベ・ラバットは決勝レースは5番グリッドからのスタートになり、チームメイトでタイトル争いのライバルでもあるミカ・カリオは3番手スタートです。ポールポジションはマーベリック・ビニャーレスが獲得し、元JiR所属のライダーであるヨハン・ザルコは2番手、フランコ・モルビデッリが4番手につきました。今回もまた非常に競争の激しい予選となり、1秒の間にトップ21人の選手がひしめき合っています。
ケニー・ノエス
「いつもの1000cc市販車と同じような感じでセッションに入ったのですが、Moto2マシンを速く走らせるためには全く逆のことをしなければならないとすぐに気づきました。コーナーの入口と中間部分で大きく跳ねてしまい、同じことがコーナー出口でも起きました。気温の低かった午前ではこの問題はそれほど大きなものではなかったのですが、暑くなるにつれひどくなってきました。トラックの特定の場所で起きるということではなく、ペースが掴めないコーナーの出口で起きていたようです。
明日は朝一番に雨乞いの踊りをして、アメリカのファンも一緒にやってくれるといいですね!冗談抜きで、気温が低いほどわれわれには有利になるので、そうなることを願っています。チームが私に合うようにリアサスペンションのトラベルをもう少し出してくれていますので、明日のウォームアップ走行でそれがうまくいくかどうか見て、よければ決勝レースのセットアップもそれに合わせようと思います」
アラゴンGP モーターランドアラゴン予選結果
1. マーベリック・ビニャーレス 1:54.073s
2. ヨハン・ザルコ 1:54.124s +0.051s
3. ミカ・カリオ 1:54.130s +0.057s
4. フランコ・モルビデッリ 1:54.183s +0.110s
5. エステベ・ラバット 1:54.224s +0.151s
34. ケニー・ノエス 1:57.046s +2.973s
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