今週末にスペインで開かれるアラゴンラウンドに向け、怪我の治療中の長島哲太選手に代わり、アメリカ人ライダーのケニー・ノエスが起用されることになりました。

ノエス選手はスペインで生活してきた期間が長く、アラゴンサーキットについても熟知しています。デニス・ノエスを父に持ち、デニスは20年以上に渡ってスペインで拠点を構え、レースをしてきました。息子のケニーはバルセロナで生まれています。35歳のケニー・ノエス選手は、レース経験も豊富で、アメリカでのダートトラックレースのほか、複数のスペイン国内のロードレース選手権のチャンピオンを獲得した経歴の持ち主でもあります。

アラゴン自治州アルカニースの近くにあるモーターランドアラゴンは1周5.34kmのサーキットです。このサーキットは著名なドイツ人ハーマン・ティルケによって設計され、起伏に富み、ブラインドコーナーのほか、オーバーテイクの見所となる長いピットストレートも持っています。観客はこの地形を生かしたスタンドから他のサーキットにはないレース観戦を楽しむことができます。
日曜日に行われるMoto2クラスの決勝レースは21周で行われます。

Gianluca Montiron(ジャンルカ モンティロン):チーム代表
「私たちはアラゴンでのレースに、治療中のチームの正式ライダーである長島哲太に代わりアメリカ人ライダーのケニー・ノエス選手を迎えます。ケニーはすでにMoto2クラスのレース経験があり、現在スペインのスーパーバイク選手権のタイトル獲得を目指している選手でもあります。このサーキットについてもよく知っており、Moto2クラスレベルの経験を持つ彼を暖かく迎えたいと思います。

今週は、彼に対してMotoGPを楽しんでもらうことと、ダンロップタイヤでのレースに慣れてもらうための時間を与えたいと思います。私たちに信頼を置いてくれたケニーと、快く送り出してくれた彼の所属チームであるCEV team Palmeto PL racing and Kawasakiに深い謝意をお伝えします。

これからヨーロッパでのレースが続きますが、私たちとしては、正式ライダーである長島哲太の回復具合を注意深く見守り、彼の母国でのGPと最終戦に戻ってきてくれることを祈っています」

ケニー・ノエス
「今回のオファーはまったくの驚きでした。Moto2マシンにまた乗れることはきっと楽しいでしょうし、スーパーバイクをこの1年半経験した後にどのような感触が得られるかということも見ていきたいです。

モーターランドサーキットは、タフでテクニカルなトラックでが、私自身はここでの最近の2つのレースのいずれも勝利しているので、Moto2マシンにすぐなれることができさえすればいいレースができるものと思っています。今回のレースの機会をくれたJiRと緑ではないバイクでのレースの参加を許可してくれたKawasaki Palmetoに感謝します」

※画像はhttp://www.fimcevrepsol.com/より
スペインロードレース選手権のスーパーバイククラスでレースするノエス選手

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