
フェデリコ・カリカスロ選手は自身初となったMoto2のレースを楽しむことができました。
26周で行われたミサノでの決勝レースで18歳のカリカスロ選手は、Moto2マシンでのレース全体を通じてガソリンタンクが満タンの時と空の時、そして、ダンロップ製タイヤが新しい時と使いきった時におけるプロトタイプシャシーのマシンの違いを感じながら、完走することができました。
このレースウィークがウェットの難しいコンディションで始まったにも関わらず、この若きイタリア選手権のスーパースポーツクラスのポイントリーダーはよいリズムを掴んで、経験豊富なライバルと戦うことができ、求められていた期待に応えることができたと言えます。
レースは、シリーズのポイントリーダーであるエステベ・ラバットがそれまで先頭だったミカ・カリオを中盤で捉えてパスし、ラバットが連勝を飾りました。
Gianluca Montiron(ジャンルカ モンティロン):チーム代表
「若いライダーにチャンスを与えることができた今回のレースを、良い経験として捉えている。フェデリコはよいバトルをして、積極的なアプローチを示すことができた。
私はイタリア選手権のチャンピオンがMoto2の強豪達に対して実際にどれだけのレベルにあるのかということを理解して、彼のパフォーマンスを評価することに興味があった。彼のベストラップタイムは、トップから2秒落ちだったが、悪くはないし、もっと多くの乗る時間が必要だ。彼のポテンシャルを考えればギャップを縮めることもできる。今年のMoto2のスペインGPの勝者とよいバトルができたことを考えると、初戦としてはすべてよかったと考えている」
フェデリコ・カリカスロ:ベストラップ1:40.244
「レースの間、マシンの感触が良くなってきて、ラップを重ねるごとにマシンの特性をより理解できるようになってきていました。Moto2マシンのライディングの経験を初めて得ることができました。レース終盤では、ガソリンタンクが空になって少し神経を使いましたが、ブレーキングポイントについてはよいフィーリングが得られるようになっていました。
私自身にとってすべてが学ぶことができる経験となりました。雨となった初日でさえもとても前向きな経験となりました。Moto2でのデビューの機会をくれたチームとスタッフに感謝しています」
サンマリノGP ミサノ Moto2結果
1) エステベ・ラバット - 42:48.724
2) ミカ・カリオ + 2.271
3) ヨハン・ザルコ + 4.268
4) マーベリック・ビニャーレス + 7.448
5) トーマス・ルティ + 9.679
28) フェデリコ・カリカスロ +1:02.417
サンマリノGP後のポイントランキング
1. エステベ・ラバット - 258
2. ミカ・カリオ - 236
3. マーベリック・ビニャーレス - 179
4. ドミニケ・エジャーター - 133
5. トーマス・ルティ - 103
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