
Teluru team JiR Webikeは2年目となるシーズン終盤のレースへと向かいますが、怪我を負ったメインライダーである長島哲太選手はそこにはいません。
長島選手はイギリスのコベントリー大学病院での手術を無事に終え、日本へと戻っています。長島選手は事故により右肩の脱臼、右側寛骨、右脛骨腓骨の骨折に加え、右肘も負傷しました。
今週末のイタリアGPミサノラウンドでチームは若手ライダーを起用し、初の国際舞台に立たせることにしました。この選手は現在、イタリアスーパースポーツ選手権のポイントリーダーでもある、ラヴェンナ出身の18歳のフェデリコ・カリカスーロ(Federico Caricasulo)で、MotoGPのMoto2クラスでのデビューを果たします。チームはこの若いライダーを暖かく迎え、出身チームであるEvan Bros Racing Teamと共にこのレースを楽しんでもらうことを目標としています。
長島選手が今季の残りのレースに復帰するのはとてもむずかしい状況にあり、チームとしてはミサノラウンド以降の残りのレースを誰で戦うかということを時間をかけて検討しているところです。チームは長島選手の回復を願っています。
長島哲太選手のコメント
「シルバーストーンでの出来事は私にとって非常に残念なことでした。言い表す言葉も見つかりません。
ぶつけられて投げ出された時、すぐに肩が外れたことに気づきました。体の右側だけで地面と衝突し、脚もこの時点で折れていたのですが、痛みが激しく何が起きているのかもわかりませんでした。
病院での手術はうまくいきましたが、もちろん、数ヶ月の間Moto2から離れざるを得ません。この手術は自分の人生でも初めてのものでした。
GPで戦えないことがとても悲しいですが、これもレースなのだと理解しています。日本へと戻り、さらに体の状態を検査します。リハビリもすぐに始まることでしょう。
支援をいただいているチーム、スポンサー、パートナーに感謝を伝えたいです。そして、パドックにもできるだけ早く戻れることを願っています。もちろん、フェデリコ・カリカスーロ選手に対しても今週末のミサノで幸運を願っています」
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