前節のイギリスGPのフリー走行中に負傷した長島哲太選手は順調な回復を見せています。長島選手は事故の後、すぐにコベントリー大学病院へと運ばれ、CTスキャンを受けました。
その結果、臓器等体内のダメージはないことがわかりました。しかしながら、右肩の脱臼、骨盤の一部である右側の寛骨の小さな骨折、右脛骨と腓骨の骨折が見つかりました。その後、右肘にも怪我があることわかりました。

長島選手は怪我の手術を受け、現在はリハビリと回復の段階に来ており、それが終わるとレーサーとしてのキャリアに戻ることができます。今は日本へ戻るための最終的な判断を待っているところです。

直近の2週間のうちに2度の転倒を喫し、長島選手にとってこの2つのレースはフラストレーションが溜まるものでした。いずれも他の選手によって引き起こされたもので、彼自身によるものではありませんでした。

Teluru team JiR Webikeは、日本人の若いライダーをサポートするというプロジェクトへの信頼にゆるぎがなかったClinica MobileのMichele Zasa氏と日本のパートナーに特別な感謝の意を述べたいと思っています。
怪我のために長島選手が今季の残りのレースに復帰することは現実的ではないと思われます。チームのマネジメントは現在、今季の残りのレースで代わりとなる若いライダーをASEAN諸国の中から探しています。

Gianluca Montiron(ジャンルカ モンティロン):チーム代表
「何よりも長島選手の回復を祈念しています。
今日のモーターサイクルレースの世界におけるライダーであり続けることの難しさというものをよく理解しています。長島選手もより強くなって、この状況からも経験を得なければなりません。
レース中に今回のようなことが起きると、例え若いライダーであっても自分自身や他のライダーの安全に影響するような危険な状況を引き起こす不適切なアクションをしてはならないということを理解する必要があります。
最後にもう一度、私達は全員、長島選手の一刻も早い回復を願っています」

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