アメリカのインディアナポリスモータースピードウェイで開かれたMoto2のレースは再び非常に熾烈なものとなりましたが、長島選手は多くの経験を自身の糧とすることができました。

長島選手は、決勝レースで予選でのパフォーマンスを上回る結果を出そうと奮闘します。接触事故が起きてしまうものの、最終的にはトップから40秒以内の差でゴールすることができました。チームと長島選手は、息つく間もなく次の舞台、チェコのブルノへと向けて旅立ちます。ブルノではポイントの獲得を目指して、さらなる改善を期待しています。

この日のレースは4周目にマティア・パシーニらが10コーナーでクラッシュしたことにより赤旗中断となり、再開されたレースでミカ・カリオが勝利を掴みました。リスタート後、ミカ・カリオはマーベリック・ビニャーレス、ドミニケ・エジャーターを大きく引き離してのチェッカーフラッグとなり、ポイントリーダーのエステベ・ラバットは4位でした。

長島哲太:ライダー ベストラップタイム 1:39.048s
「この週末は私にとってこれまでと同様、楽なもとのとはなりませんでしたが、レースウィークを通じコンスタントに良くなってきたと思います。正直なところ、ラスト数周でリアタイヤのグリップレベルが掴みにくくなっていたため、赤旗により周回数が少なくなったことが少し有利にはなったと思います。リスタートの私の飛び出しは悪くはなかったですし、特に大きな問題もなく集団についていきながら、アグレッシブに乗れていました。フリーの時から問題があると感じていた3つのコーナー以外では、先行ライダーについていくことができましたし、ギアボックスが故障して急にスピードを落としたジノ・レイに接触するまではコンスタントなペースを刻むことができました。自分はその時、彼の直後にいたのですが、避ける場所もなく、そのままぶつからざるを得ず、フロントホイールにダメージを負ってしまいました。この事故のために後ろに下がり、そこから何とか前を行く集団について行こうとしたのですができませんでした。少し残念ではあるものの、気持ちを新たにして次週のブルノに備えたいと思います」

アメリカGP インディアナポリス Moto2結果
1) ミカ・カリオ - 26:07.410s
2) マーベリック・ビニャーレス + 1.380s
3) ドミニケ・エジャーター + 1.696s
4) エステベ・ラバット + 2.559s
5) シモーネ・コルシ + 6.648s

23) 長島哲太 + 39.723s

アメリカGP後のポイントランキング
1. エステベ・ラバット - 183
2. ミカ・カリオ - 176
3. マーベリック・ビニャーレス - 140
4. ドミニケ・エジャーター - 112
5. シモーネ・コルシ - 96

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