長島哲太選手は伝説的なMotoGPサーキットの一つであるオランダ、アッセンでのデビューへの想いをかみしめています。
このサーキットは、「カテドラル(大聖堂)」の別名でも知られており、世界選手権が始まった1949年以来、毎年レースが開催されている唯一のサーキットでもあります。
ここでのバイクレースは1925年にさかのぼり、当時は17.11マイルの長さでした。1955年に4.787マイルと約半分の長さになり、さらに2002年に再び短縮されました。現在では2.882マイル(4.542km)の長さとなっており、当初からあったコーナーも現存しています。
テクニカルかつ高速、時には容赦のないサーキットとして知られていますが、常に好レースが繰り広げられます。伝統的にオランダTTは6月の最終土曜日に開催されることになっており、オランダ最大のスポーツイベントの一つとなっています。
長島選手とチームはライディングスタイルを変え、改善を見出した前節バルセロナに続くレースということで自信をもってアッセンへと向かいます。長島選手はサーキットのビデオを繰り返し見ることで、現地でのサーキットの特徴を覚える時間をできるだけ減らそうとしています。決勝レースは土曜日に行われ、24周で争われます。
この週末はチームのスポンサーであるウェビックとの新たなコラボレーションを祝う週末でもあります。この特別なコラボを記念したステッカーが長島選手のMoto2マシンに貼られる予定です。
Gianluca Montiron(ジャンルカ モンティロン):チーム代表
「予報によると今週末のレースは典型的なアッセンの天気となりそうだ。長島選手が天候の状況から何かしらの恩恵を受けることができるかを確認したい。
オランダGPに向けては、パートナーであるTSRからのスペシャルパーツが届いており、長島選手がライディングスタイルに集中できる技術的な改善となるだろう。
シーズンの中盤となり、長島選手のパフォーマンスの改善をチェックする時期になっている。アッセン特有の不安定な天候状況さえもそれを象徴しているようだ」
長島哲太:ライダー
「バルセロナで左手の指と肘に小さな怪我をしましたが、ほとんど治っており、アッセンに向けて調子もよく、準備もできています。
アッセンはもっともテクニカルで難しいサーキットの一つだと多くの人から聞いており、最初のプラクティスから飛び出してけるよういつも以上にMotoGP.coでビデオを見てレイアウトを覚えるようにしています。
レースごとに自分のライディングスタイルを変えるよう努力した結果、今は自分のマシンにいいフィーリングで乗れるようになっており、今週末もいつも通りベストを尽くします」
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