
Moto2ルーキーの長島哲太選手はカタルーニャのバルセロナサーキットで今日行われた決勝レースで転倒したものの、次節へ向けて大きな収穫を得てサーキットを後にすることができました。
長島選手は残り5周というところで、その前に発生した事故で残った破片に乗って転倒を喫しましたが、安定した走りとラップタイムはこの週末で著しい進歩を遂げたことを示しました。長島選手とチームは、2週間後に行われるアッセンでのレースに向け楽観的にこの状況を見ています。
転倒が相次いだ今日のレースは、ポイントリーダーのエステベ・ラバットが優勝、マーベリック・ビニャーレスが2位、元JiR所属ライダーのヨハン・ザルコが3位でした。
Gianluca Montiron(ジャンルカ モンティロン):チーム代表
「今日の出来事はまさにチームの努力によるものだった。哲太がウォームアップで安定したタイムを出していたものの転倒してしまい、チームは決勝レースに間に合うよう完璧なマシンを彼に用意しなければならなかったが、彼らはそれをやり遂げた。
私が思うに、もし転倒がなければ優勝したライダーと1分以内の差でフィニッシュできた最初のレースになっていたと思う。これはとても大きな進歩だ。転倒自体は残念なことに違いはないのだが、他の多くのライダーもそこで転倒していたし、これがレースというものだ。
哲太はとても大きな進歩を見せたし、われわれはシャシーのパートナーであるTSRが最新パーツを持ち込んでくれる次節のアッセンにとても期待をしている。まずはそこから始めなければならない。時間がかかるだろうが、ライダーが安定したタイムで走れること、次に絶対的なスピード、そしてマシンを良くするパーツが必要だ。こうしたことを考慮すると、この週末に行ったわれわれの仕事は満足できるものだ」
長島哲太:ライダー ベストラップタイム1:49.270s
「レース終了間際に起こった転倒については、もちろん非常に残念に思っています。前に起こったクラッシュの破片によって起きたものでした。それでも、転倒するまではよい、安定したペースで走れており、このような形で転倒しなければ今年一番の結果が出せていたかもしれません。
この進歩は自分のライディングスタイルを変えたことによるものですが、さらに良くなるものと思っており、オランダのアッセンではよい結果を期待できると思っています」
スペインGP カタルーニャ・サーキットMoto 2結果
1位 エステベ・ラバット - 41’ 23.197s
2位 マーベリック・ビニャーレス + 4.244s
3位 ヨハン・ザルコ + 11.157s
4位 ミカ・カリオ + 11.301s
5位 トーマス・ルティ + 11.424s
23位 長島哲太 + 1:22.101s
カタルーニャGP後のポイントランキング
1. エステベ・ラバット - 149
2. ミカ・カリオ - 115
3. マーベリック・ビニャーレス - 89
4. ドミニケ・エジャーター - 71
5. シモーネ・コルシ - 66
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