長島哲太選手が今週末の世界選手権Moto2クラスが行われるイタリアのムジェロへと戻ります。長島選手は、元500ccのGPライダーである伊藤真一さんの助言を受けながらムジェロサーキットでの3日間に渡るテストを実施したため、このサーキットのレイアウトについても熟知しています。
トスカーナ地方の丘陵地帯に囲まれたムジェロ渓谷に位置するこのサーキットはフェラーリが所有するもので、1974年に建造されました。高速コーナーがあることで知られており、この難易度の高いコーナーによりムジェロサーキットはライダーにとっても非常に挑戦的なものです。
日曜の決勝レースは21周で争われます。

Gianluca Montiron(ジャンルカ モンティロン):チーム代表
「若いライダーを育てながら新しいプロジェクトを進めるというのは時間がかかるものだ。Moto2マシンでできるだけ長い距離でのテストをしなければならない。
ムジェロで行ったテストにより長島選手とともに小さな一歩を進めることができると願っている。
先週は、全日本ロードレース選手権で新しいTSRマシンをテストすることができた。そのため、我々にとってホームであるこのイタリアGPで期待するところも大きい。
今の目標は、チームの元ライダー達が記録したラップタイムにどれだけ近づけることができるかということだ。長島選手にとってこれが最初の進化を示す指標となる。
Moto2は決勝レースで2秒の間に33人のライダーがひしめき合うもっとも競争の厳しいカテゴリとも言える。マシンの性能差もほぼ拮抗しており、ライダーの腕が違いを生んでくるところでもある。哲太にはムジェロでのレースを楽しんでもらい、この週末を誇りに思えるよう頑張ってもらいたい。

長島哲太:ライダー
「ムジェロでは先日テストを完了していますが、素晴らしいレイアウトのわくわくするトラックだと感じています。非常にテクニカルではありましたが、ライディングを本当に楽しむことができました。よいセッティングも見つけることができ、今週のレースではそれが私達にとってアドバンテージになってくれると思います。
先週末は、もてぎサーキットでの全日本ロードレース選手権にも参加しました。主な目的はいくつかの新しいパーツを試すことで、感触は良かったです。
チームのホームであるイタリアGPは私達にとってもっとも重要なレースの一つとなるでしょう。いつも以上に努力をしたいと思っています。」

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