
【NTSチームノリックヤマハ レースレポート】全日本ロードレース選手権第3戦 JSB1000 ツインリンクもてぎ
■大会名:2014年全日本ロードレース選手権第3戦スーパーバイク レースinもてぎ
■カテゴリ:JSB1000
■開催日:5月25日(日)
■開催場所:ツインリンクもてぎ ロードコース フルコース(1周4.801km)
■条件:天候:晴れ コース:ドライ
■規定周回数:19周
JSB1000クラス参戦3戦目となる今節、野左根航汰選手はセットアップの進む車両にも慣れ、上位争いに加わっていきたいところ。
土曜の公式予選は1:51.650。コースレコードでポールポジションを獲ったMuSASHi RTハルクプロの高橋巧選手とは2.847秒差の9位。まずまずの位置から決勝レースに臨みました。
迎えた決勝、オープニングラップで順位を1つ上げた野左根選手は、中盤にかけひとつずつ順位を上げて先頭グループに追いつこうとします。
残り2周で6位まで詰め寄ったものの、トップ集団最後尾の山口選手とのギャップは大きく5位には届きませんでした。
しかし、JSBクラス3戦目で確実に順位を上げ、シーズン当初の目標であった6位を獲得するなど、マシンにも慣れてきた様子。
今節で15ポイントを獲得し、通算31ポイントでランキングの7位につけています。
レースは、スタンディングポイントで並んでいた高橋選手とヤマハYSPレーシングチームの中須賀克行選手の接戦。
終盤までコーナーでお互いに差し合う展開となりましたが、高橋選手が逃げ切ってのポール・トゥー・ウィンで連勝しました。
次戦は6月29日に宮城県スポーツランドSUGOで行われる120mileセミ耐久レースです。
194kmを走り抜くセミ耐久レースはJSB1000クラスのみの開催となります。
SUGOでは昨年のJGP2クラスで優勝している野左根選手とはいえ、長丁場のレースは初めての経験となります。
初夏の厳しいコンディションでのレースは、ライダーとしての真価が問われる1戦になりそうです。
= NTSチームノリックヤマハ阿部光雄監督コメント =
「今回からフロントのサスペンションが変わり、マシンのポテンシャルアップが期待されるなかでのレースでした。
金曜日のフリー走行は午後にトラブルが発生し、走行時間は短くなったものの、ある程度次の日の予選に向けた準備が出来ました。航汰はもっと走りたかったでしょうが、そういう意味でスタッフに焦りはありませんでした。
予選は酒井選手に次ぐ9番手でしたが(ノックアウト方式の)Q2に進むことができ、3戦目の現状としてはよく頑張ったと思います。
レースはスタートもそこそこ良く、7番手の加賀山選手に先行して周回を重ね、後半では前を行く酒井選手を抜き去り、6位ゴールでした。
3戦目にして6位入賞と、今回は後半のタイム落ちもなく、順調に成長しているのを実感しました。
次のSUGOは120マイルと長く、航汰もチームも耐久は経験が無いので大変でしょうが、厳しいレースの中で収穫も多いと思います。引き続き、皆さまの暖かい応援を宜しくお願いします。」
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photo by Toshiyuki Komai
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