MotoGP世界選手権が15年ぶりにアルゼンチンに帰ってくる。
2007年に建設されたこのサーキットは、3年前にドゥロモ・レーストラック・デザイン社のジャルノ・ザッフェッリによって大幅な再設計が加えられ、今回のMotoGP開催の準備も万端だ。
このサーキットは全ラウンドを通して最も速いコースとなり、その平均時速はMotoGPクラスでは188km/h以上に達する。Moto2クラスは現地時間の12:20にスタートし、23周、110,538kmで争われる。
Gianluca Montiron(ジャンルカ モンティロン):チーム代表
「全ての参加チームにとってこのサーキットは全く新しいものとなり、我々にとっても有利に運ぶところがあると考えている。
長島選手は前回のオースティンラウンドでは開幕戦からの進歩を見せ、長い距離でのレースだったことを考慮してもトップとの差も10秒ほどに縮めることができた。今回、哲太はラップタイムではもっと速くなるだろうし、トータルでの差もさらに縮めることができると思っている。我々は少しずつ改善していかなければならないし、レースに出るときは常に妥協することなく着実にポテンシャルを引き出すことを意識しなければならない。
技術的な面では、レース後の合間に新しいパーツをテストしてみるつもりだ。」
長島哲太:ライダー
「アルゼンチンラウンドはMotoGP世界選手権で唯一、全ライダーにとって新サーキットとなるので、全員が同じ条件での勝負になります。自分にとってもこのことは有利になると思いますし、トップ15入りとポイント獲得を目指して、もっと厳しく攻めていきます。プラクティスでできるだけ多くの周回を重ね、早くこのサーキットについて学ばなければなりませんし、オースティンで得たシャシーの良い感触をベースにベストなセッティングを見つけていこうと思います。
アルゼンチンGPの後は、欧州ラウンドが続きますが、ヨーロッパに行く前に良いリズムを見つけることが何より重要になります。レースごとに学ぶことがたくさん出てきますが、この機会を無駄にしたくはないですし、全力をぶつけるのみです。」
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