
2022年からFIM 世界ロードレース選手権 Moto2にフル参戦中の「ヤマハ・VR46・マスターキャンプチーム」所属のケミン・久保選手。「チーム・ノリック」にも所属経験のある日本・タイのハーフライダーである久保選手への取材をWebikeでは継続中だ。今回はMoto2第2戦となるインドネシア・マンダリカの印象をインタビューした。
ケミン・久保選手とは?
ケミン・久保選手はもともとアマチュアライダーとしてタイのR3 Thailand Challenge Cupを走っていたところ、GPライダーであった故阿部典史が立ち上げた「チーム・ノリック」の阿部光雄監督がその実力を認め、2016年に同チームへ加入。日本の地方選手権からレース活動を本格的にスタートした。
2018年にはヤマハ・VR46・マスターキャンプにアジア代表として参加。高い将来性からチームのシートを獲得し、FIM CEV Moto2に3シーズンに渡って出場。2019年と2020年はランキング9位、2021年はランキング11位と、ロードレース世界選手権参戦を目指す欧州のライダーとしのぎを削っている。MotoGPへの道を切り開くため全力で戦うその姿は、全アジアの若手ライダーにとって期待の星だ。
これまでのインタビュー
FIM ロードレース世界選手権 インドネシア・インタビュー
3月20日(日)、インドネシアのマンダリカ国際ストリートサーキットでが開催されたMoto2第2レース。前日の予選から雨が降り続き、路面のコンディションはウェットとなった。
気候的な要因がバイクのハンドリングやスピードに直接影響するハードコンディションの中、久保選手は26番グリッドからのスタート。しかし、果敢に攻めるも転倒を喫してしまい途中リタイアとなった。
Webike:マンダリカサーキットはどうでしたか?
久保選手:なかなか厳しいですね。特に天候が一日を通して幾度となく変わるので、同じ日にウェットとドライの両方のコースコンディションに対応する必要があり、頻繁に調整する必要ありました。
Webike:難しいポイントはありましたか?
久保選手:このコースでは、バイクのセッティングをいろいろと試したのですが、残念ながら新しい車両なので情報も少なく、参考になるものもない新しいコースでのセッティングはかなり困難で、レースウィークを通して走りを安定させることで来ませんでした。
Webike:次のレースへの意気込みはどうですか?
久保選手:次のコースはアルゼンチンです。私自身、このサーキットは未経験ですが、チャレンジ精神を忘れずに攻めたいです。準備の面では、いつもとあまり変わりません。
ただ、インドネシアとは違い、気温が低い中での走行が予想されアジャストが必要になると思っています。マシンの設定もそうですが、セーターを着て体調のコンディションしっかり整えます(笑)。新しいコースについて調べたり、スタッフと会話も十分に取り次戦に備えています。
この新星ライダーの成長を、次なる第3戦・アルゼンチンのテルマス・デ・リオオンドでも楽しみにしたい。Webikeでは引き続き、久保選手の2022年Moto2シーズンを引き続き共に応援し、発信していく予定だ。
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