阿部真生騎選手、青田魁選手の2名がST600クラスメインで活動!

「Webike チーム ノリック ヤマハ」の2022年度レース参戦に向けたチーム体制発表会が、3月14日、株式会社リバークレインにて行われた。

本年度は阿部真生騎(あべ まいき)選手(18)が全日本ロードレース選手権ST600クラスにフル参戦。またYZF-R1でオートポリスの九州選手権、鈴鹿とオートポリスの2&4にJSB1000クラスへスポット参戦も計画している。青田魁(あおた かい)選手(16)は筑波ロードレース選手権/もてぎロードレース選手権/菅生ロードレースシリーズなどのST600クラスにフル参戦の予定だ。

Webikeがサポート活動を行っているWebike チーム ノリック ヤマハは、世界GPで活躍したノリックこと阿部典史氏が「世界チャンピオンをとれるようなライダーを育てたい」と立ち上げたチーム。現在は、父・光雄氏が典史氏の意志を受け継いで若手ライダーの育成を続けている。


監督の阿部光雄氏 GPライダー阿部典史(ノリック)の父。1967年からプロのオートレース選手として活躍。日本チャンピオン(賞金王)を3回獲得し、2015年に惜しまれながら引退。現在は阿部真生騎他若手ライダーをMotoGPスターにするべくレースに出場させながら、各種のトレーニングで速さ、技術の向上を図る。

阿部監督から
「レース経験が浅く若い二人のライダーですが伸び代は無限大です。このような弱小チームですが、応援をして頂いている皆様と、リバークレイン社をはじめ、チーム運営にご協力をして頂いているサポート企業の皆様に大変感謝をしております。大変多くの難関がありますが、スタッフ一同全力でチャンピオンを目指します。応援を宜しくお願い致します」

2022年度チーム体制

■チーム監督:阿部 光雄

■ライダー
 阿部 真生騎(あべ まいき)

 参戦予定:全日本ロードレース選手権 ST600およびJSB1000
      もてぎロードレース選手権
      鈴鹿サンデーロードレース選手権 他

 青田 魁(あおた かい)
 参戦予定:筑波ロードレース選手権
      もてぎロードレース選手権
      鈴鹿サンデーロードレース選手権 他

■チーフメカ:村野 雅也

■メカニック:臼井 和之 (アシスタント)

■マシン:YAMAHA YZF-R6 / YAMAHA YZF-R1

参戦車両のヤマハYZF-R1とYZF-R6(右2台)。

阿部真生騎選手(18)

本年度は全日本ロードレース選手権ST600クラスにフル参戦、YZF-R1でオートポリスの九州選手権、鈴鹿とオートポリスの2&4にJSBクラスへスポット参戦も計画中だ。

「去年はあまりいい結果が残せなかったのですが、去年の後半から今年にかけては1000ccの練習も始めて扱いにも慣れてきました。今年はしっかり表彰台を登れるように頑張ってチャンピオン争いもでしたいと思っています。ST600がメインなので、JSB1000クラスに関してはとりあえず転ばないようにして、他の選手の走りもしっかり見て学びたいです」

【略歴】
2017年11月22日に初めてバイクに乗り、楽しさを知る。2018年に二度の骨折を経験するが、多数のレースに参戦。2020年はST600クラスへステップアップ。2021年は全日本ロードレース選手権にも挑戦。

【戦績】
・2018年
 筑波ロードレース選手権  J-GP3クラス 参戦
 東日本スーパーモト選手権  S2クラス 参戦

・2019年
 筑波ロードレース選手権  J-GP3クラス 参戦
 東日本スーパーモト選手権  S2クラス 優勝

・2020年
 筑波ロードレース選手権  ST600(Nat) 優勝
 もてぎロードレース選手権  ST600 優勝
 SUGOロードレースシリーズ  ST600 クラス1位

・2021年
 全日本ロードレース選手権  ST600 年間ランキング 26位
 筑波ロードレース選手権  ST600(INT) 年間順位:2位(R3/R4 優勝)
 もてぎロードレース選手権  ST600(INT) R1/R3 優勝
 SUGOロードレースシリーズ  ST600(INT) R4 優勝
 鈴鹿サンデーロードレースシリーズ  ST600(INT) R3 優勝

阿部監督から
「今年は昨年に比べ、相当に成長しています。まだまだ経験も力も不足していますが、今年は大いなる飛躍を信じて、チームの柱として全日本のST600クラスにフル参戦となりました。まだレース経験のないオートポリスの九州選手権にもエントリーをしていきます」

青田魁選手(16)

昨年にST600クラスデビューを飾った青田選手だが、転倒事故のために現在リハビリ中。第一戦の筑波は欠場となってしまったが、もてぎロードレース選手権開幕戦から本格的に参戦を進める。

「先日リハビリを開始してもてぎのスポーツ走行に行ったところ、握力がなくて心配ですがそれ以外は平気でした。3月19日のもてぎロードレース選手権では表彰台に乗れるように頑張りたいと思います。SUGOサーキットはまだ走ったことがないのですが、来月の初走行でしっかりセッティングして、開幕戦から表彰台を狙って頑張りたいと思います。 応援よろしくお願いします」

【略歴】
2015年よりキッズバイクで本格的にサーキット走行を開始。2017年にチームノリック加入。S80クラス、J-GP3クラスを経て2021年よりST600クラスへ。

【戦績】
・2017年
 テルル桶川スポーツランド KIDS-Eクラス ランキング2位
 白糸スピード KIDSクラス ランキング2位
 菅生西コース KIDSクラス コースレコードで優勝

・2018年
 筑波ロードレース選手権  S80クラス 参戦
 東日本スーパーモト選手権  S3クラス 参戦

・2019年
 筑波ロードレース選手権  S80クラス 17位
 東日本スーパーモト選手権  S3クラス 2位

・2020年
 筑波ロードレース選手権  J-GP3クラス 8位

・2021年
 筑波ロードレース選手権  ST600(NAT) 参戦 (最高順位:2位)
 もてぎロードレース選手権  ST600(NAT) 参戦 (最高順位:4位)
 全日本スーパーモト選手権  S2 参戦

阿部監督から
「昨年ST600デビューだったものの、走り初めに転倒してしまった影響が大きかったのか、前半は自分の持っている力を発揮できず伸び悩みました。中盤以降はポイントを重ね、タイムも筑波で59秒台とずいぶん良くなってきました。既にインターナショナルライセンスの資格はありますが、修行ということで今年はナショナルクラスのチャンピオンを狙うため、筑波サーキットともてぎ選手権のST600へフル参戦していきます。またSUGOと鈴鹿サンデーレースへのスポット参戦を計画し、来年に備えていきます」

信濃孝喜 株式会社リバークレイン代表取締役社長

Webikeを運営する株式会社リバークレイン。バイク業界・バイク文化の発展のための活動の一環として、「Webike チーム ノリック ヤマハ」へのサポート活動を2010年から継続中だ。初期のメンバーである野左根航汰選手や岡本悠生選手、またタイから参加していたケミン・久保選手の活躍にも触れ、今後のチーム活動の発展を誓った。

「野左根航汰選手は昨年からワールドスーパーバイクに参戦し、今年から岡本裕生選手もファクトリー入りを果たしました。また以前、タイのライダーがチームノリックでも一緒にトレーニングをしたりレースに出たりしていたことがありましたが、そちらのケミン・久保選手が今年はMoto2に出場します。
そういった若いライダーを着実に輩出できているということが、阿部監督のトレーニング、育成の正しさを証明していると思っています。そして、この流れが続いて行けば、世界一も夢ではないと信じています。阿部真生騎選手も青田魁選手も非常に可能性のある若いライダーですから、全力で戦って世界に羽ばたいてもらいたいと思っています」

発表会の動画はWebikeTVで!

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